樹木

箱根で見つけた在来種のヤマボウシ

日曜日に箱根の道路脇で、頂上部から下枝の最下部までびっしりと赤い実をつけたヤマボウシを見つけました。急いで車をとめてみると木のはえていた場所は南面の日だまり。木の左右や背後はほかの樹木で囲まれており道路側だけがひらけていて風の心配はない。…

フユウガキ、常緑ヤマボウシの風対策

台風が関東地方を直撃します。今夜から明日夜半にかけて伊豆半島あたりに上陸して北上するとなると畑の被害は免れません。病虫害の被害が少ないと喜んだのも束の間のことでした。 問題は頭でっかちのフユウガキ*1、とスラッと伸びた常緑ヤマボウシ*2です。重…

フユウガキ、カキノヘタムシ

今年の夏は、各地でセミやブナの害虫などが異常発生したという報道が目につきました。 しかし、わが家の畑ではむしろ例年より虫が少ない。スイフヨウのフタトリコヤガの幼虫もすぐにいなくなるしプラムの毛虫類もいない。 フユウガキもそうですが、昨年は次…

常緑ヤマボウシ、樹木の病虫害

畑に植えてある約20種類の樹木は、それぞれ何らかの虫や病気の被害を被っています。代表的なものはグミやイヌマキ、ムクゲ、セイヨウカナメモチ、いずれもアブラムシの被害を受けています。フユウガキはイラガやカキノヘタムシの被害を受けているし、ウメ…

アゲハの移住

園芸店にアゲハの餌を探しに出かけたら、ユズの鉢植えが見つかりました。値段は1850円、お金を払って畑に直行しました。丸裸のユズにアゲハの幼虫が3匹だけ。おとといまでは8匹いたというのに。餌探しか、それとも蛹になるためにユズの木から離れたのか。…

セイヨウカナメモチ、アゲハ

最近のセイヨウカナメモチの様子です。2度目の新芽*1も固まり春先*2とは見違えるように生長しました。 いよいよ、剪定ばさみの購入を真剣に検討する必要が出てきました。 アブラムシの被害も、この季節の新芽の葉枯れも大した影響はなさそうです。 アゲハの…

常緑ヤマボウシ、ムクゲの夏 

畑のムクゲの花が終わりそうです。お盆も近いし、暑い夏もそろそろ峠を越すということでしょうか。 季節の変わり目を記録しておこうということで、これまで常緑ヤマボウシとムクゲをこのアングルで写してきましたので、クリックして見てください。前回は6月…

常緑ヤマボウシ、ライフサイクル

ほとんどの樹木は、一年を規則正しく過ごします。春に新芽を開き新枝を伸ばす*1。これが6,7月には固まりその後は枝や幹を太らす。夏の終わり頃、樹種によっては再び新葉や新枝を伸ばす。秋に落葉樹はすべての葉を落とし、常緑樹も古い葉の一部を落とす*2。…

イヌマキ、病虫害、個体差

鹿児島産の種から育てたイヌマキが5年目を迎えました。10本植えたのですが3本枯れてしまい、残りの7本が育っています。 昨年秋の写真*1と比べると驚くほど生長しています。下のURLをクリックしてみて下さい。ずいぶんと個体差もできてきました。 同じ日…

ヤマボウシ、うどん粉病

これ以上の樹木*1を植える場所がない、といいながら5月中旬にヤマボウシを植えていました。これは畑で18番(種類)目の木です。 この落葉樹のヤマボウシは、何かにつけて常緑ヤマボウシ*2と比較される運命にあります。早速、比較の材料が見つかりました。…

常緑ヤマボウシ、生理落果

セイヨウカナメモチ*1に続いて、常緑ヤマボウシも新枝を伸ばし始めました。今年二回目ですが、春先と違って新芽は最初から緑色です。 新葉を観察しているうちに実*2が妙に少ないことに気づきました。よく見ると足下にたくさんの実が落ちています。拾い集める…

フユウガキ、摘果、イラガ

今年はフユウガキ*1を植えて4年目ですが、その摘果を先週行いました。 ふつうは「生理落果」といって、カキの木が自ら個数調整をするのだそうです。農薬を使わないので、いずれはヘタムシの被害も出ます。だから「カキの木に任せた方がいいんだ」というご近…

セイヨウカナメモチ、二回目の芽だし

きょうは大暑。梅雨明けが遅れているため、しのぎやすい天気が続いています。 ここにありますが、セイヨウカナメモチは3月中旬に芽吹き始め、新枝を4,50センチも伸ばしました。6月中旬には新葉の赤い色が薄れ緑が濃くなり、こんな風に、いわゆる枝が固…

シマトネリコ

早朝から、梅雨明けを感じさせるような青空になりました。畑に移植して3ヶ月ほどのシマトネリコは、その後もスクスクと生長を続けています。 最近、この木は都内の新築ビルやマンション、戸建て住宅の植栽によく使われます。確かに、この木の特徴のひとつで…

カマキリ、フユウガキ、カキノヘタムシ

最近、カマキリをよく見かけます。ユズにいた*1し、セイヨウカナメモチには何匹もいます。今回はフユウガキの上で見つけました。体長は2cm足らずですが、何という種類でしょうか。ユズにいる場合とちがってカキの果実の上では全身が緑色。保護色のせいで…

カナメモチ、アブラムシ、キキョウ

セイヨウカナメモチが風で倒れないように支柱と竹を使って補強しました。これで少々の風には耐えるはずです。もう少し丈が伸びたら刈り込んで高さをそろえようと思います。 この木にアブラムシを見つけました。まわりの木にも広がっていて繁殖力は強そうです…

ビックリグミ

春先からいろいろあったビックリグミ*1です。気持ち良さそうに初夏の風にそよいでいます。 今年も、このグミは新葉を春のうちに一度落葉*2させ再び新芽を出すという、普通では考えられない珍現象を見せてくれました。原因はまったく不明です。 昨年は人手は…

ムラサキシキブ、コムラサキ

ムクゲとプラムの間でひっそりと育つムラサキシキブ。ここにもありますが、薄紫色のかわいらしい花を咲かせました。秋には、美しい紫色の実をつけますが、この花や実を見れば、源氏物語の紫式部にちなんでこのような名前がつけられたことも納得できます。 ム…

ユズ、アゲハ、カマキリ

ジャガイモ、タマネギの収穫をしていたら、アゲハチョウがユズの周りを飛び回っていました。あとで確認したら卵が2個と、2齢ほどの幼虫が一匹見つかりました。一ヶ月前には数匹いた幼虫*1が一匹もいなくなったので、ユズはほっとしていたはず。自然の営み…

フユウガキ、カキノヘタムシ

いよいよ関東地方も梅雨入り。いつもに比べ1週間遅れ。関東の梅雨明けは7月20日前後だから、これから一ヶ月余りは雨の日が多くなり、朝の散歩で畑へ、というわけには行かなくなります。 フユウガキの実が大きくなり始めました。今年は、どことなく去年*1…

コスカシバ、ウメノキ

コスカシバは、いまも音無しの構えです。見つけたのは2月初め。しばらく虫糞を出していましたが、その後静かになって約3ヶ月*1。 「静かに」という意味は、虫糞を出したりしないということ。幼虫は蛹になって羽化脱出の時期を待っているんだろうと想像して…

テントウムシ、アブラムシ 

ようやく元気を回復してきたビックリグミの*1木にテントウムシの蛹と幼虫を発見。中央左の黒いのが幼虫、その右のオレンジ色が蛹です(6月10日)。 テントウムシがいるということは、アブラムシがいるということですがこの種類は繁殖力がそれほど大きくな…

セイヨウカナメモチ、生け垣

先週、マイマイガの幼虫*1が見つかったセイヨウカナメモチ。幼虫が一匹だけということはないだろうと探しましたが、ほかに見あたりません。一匹だけどこから来たのでしょうか、いまのところ不明です。 畑の北側に植えた10本のセイヨウカナメモチ*2は順調に…

イヌマキ、生け垣

畑の南側のイヌマキの新芽がようやく伸び始めました。このイヌマキと、その反対側に植えてあるセイヨウカナメモチは生け垣風に仕立てる予定です。 樹木に囲まれると何となくほっとします。家を建てると、木を植えたり囲いをしたりしますが、これは心地よい空…

 常緑ヤマボウシの花

畑の常緑ヤマボウシが花の季節を迎えました。春先から、少しずつ大きくなってきた四枚の苞(ほう)が花びらのようにのびて白い花が咲いたように見えます。40から50個はついているかも知れません。 芽吹きの頃、ピンク色だった新葉*1は、すっかりみずみず…

白い花の咲く樹木

久しぶりに遠出したら、やたらと白い花が目につきました。ヤマボウシやミズキに始まって、ネズミモチ、エゴノキ、ウノハナ、コデマリ、オオデマリ、ニセアカシア、トチノキなどです。ヤマボウシの場合は苞(ほう)といって葉の一種ですが…。 標高が高くなる…

フユウガキ、ウメ、ユズ、シマトネリコ

きょうは、朝からまぶしい青空の一日でした。隣の小学校は運動会で、朝早くから賑やかです。畑ではアゲハチョウやモンシロチョウ、モンキチョウ、ウリハムシ、カマキリ、ハチ類などが見られました。(上の写真はキュウリの花についたウリハムシ) ところで、…

ビックリグミの2回目の新緑

この春、たくさんの花を咲かせながら突如原因不明のまま落葉、落花してしまったビックリグミ。その新葉がふたたび伸びてきました。よーく観察すると3月ごろたくさん繁殖していた緑色のアブラムシが新しい葉に少しだけついていますが、その害はなさそうです…

常緑ヤマボウシ

きょうは、朝から空が晴れ上がり、常緑ヤマボウシの緑がとてもきれい! 昨年秋の写真を下にアップしますがこれに比べても、最近は葉の量がかなり増えたことがわかると思います。 古い葉はほとんど落葉して緑が濃くなり、いよいよ夏に向けてエンジン全開です…

アオキ

当たり前のことですが樹木には足がありません。いまの環境が気にいらないといって好きなところに移動するわけには行かないのです。 日陰を好むアオキは、日当たりの強い畑に植えられればそこで生きる工夫をしなければなりません。アオキの環境適応を少しでも…