常緑ヤマボウシ、生理落果

 セイヨウカナメモチ*1に続いて、常緑ヤマボウシも新枝を伸ばし始めました。今年二回目ですが、春先と違って新芽は最初から緑色です。
新葉を観察しているうちに実*2が妙に少ないことに気づきました。よく見ると足下にたくさんの実が落ちています。拾い集めるとすぐに50本近くになりました。落ちてから時間がたって黒くなったもの、落ちたばかりで緑色のものと色々です。
「生理落果」は、樹木が自分の体力・体調に応じて結実量を調整して余分な実を落とす現象ですが、ヤマボウシはその作業の最中なのです。木になっている実のうち赤く熟するものはかなり少なくなりそうです。一般に樹勢が強いと実をたくさん落とす、樹勢が弱るとたくさんの実をつける。「実が落ちてこそ元気」ということです!!