常緑ヤマボウシ、ライフサイクル

 ほとんどの樹木は、一年を規則正しく過ごします。春に新芽を開き新枝を伸ばす*1。これが6,7月には固まりその後は枝や幹を太らす。夏の終わり頃、樹種によっては再び新葉や新枝を伸ばす。秋に落葉樹はすべての葉を落とし、常緑樹も古い葉の一部を落とす*2
常緑ヤマボウシの二度目の芽出しについては前*3に書きました。いま2年がかりの果実(右側)が大きくなっていく一方で、枝先には新しい花芽がかわいらしい顔(中央左側の2個)をのぞかせています。このように一年前についた果実の成熟と並行して、新しい実がつく樹木の代表に「夏みかん」があります。別名の「ダイダイ」は「代々」の意。どう呼ぶかは別にして、こうしたライフサイクルは樹木が生き残るための知恵かも。