2008-01-01から1年間の記事一覧

アブラムシの消息

畑の菊に赤い粒々のものがあるので、よく見たらテントウムシの蛹でした。それも一つや二つでなく10個ほど。 その横にはクサカゲロウの卵もありました。初めて見つけた時はその不思議な形に驚き、そしてそれがクサカゲロウの卵であり「優曇華」とも呼ばれる…

カマキリの卵

日曜日に隣の畑のセイヨウカナメモチで3種類のカマキリの卵を見つけました。卵は、正確には卵嚢(らんのう:卵を守る包)または卵鞘と呼ばれるようですが、カマキリの種類ごとにはっきりした特徴があります。覚えておくと何かの約にたつかも知れません。 ま…

ヘタムシの被害を乗り越えて

ここに植えて5年目、そして実がなるようになって4年目のフユウガキです。がヘタムシの集中攻撃にあいながら収穫の時期を迎えました。 昨年は150個ほどの実がなり、その後誤算につぐ誤算で40個も収穫してしまいました。このため今年は裏作、つまり不作…

産卵前の旺盛な食欲

セイヨウカナメモチにいるカマキリがイラガを食べていました。ずいぶんと大きなお腹をしています。これまでカマキリの食事風景を見たのはこれくらいだし、イラガを食べるのを見るのも初めて。食欲のせいか、人目はぜんぜん気にならないみたい。 同じカマキリ…

チョウセンカマキリの胸

きのうはカマキリ・デーでした。チョウセンカマキリ2頭、その他の2種類のカマキリ3頭(1頭は食事中でしたが)のほか、チョウセンカマキリの卵2個、ヒロハラカマキリ1個、オオカマキリ1個の計4個を見つけたのです。これらの様子はおいおいご紹介して…

シャクトリムシを発見

きょうは夕方に向けて天気が下り坂という予報。そこで早めに畑に行ってハクサイの防虫ネットをあけてみたら、シャクトリムシ2匹を発見しました。もちろんハスモンヨトウの幼虫も数匹見つけましたが、シャクトリムシは初めてです。ヨモギエダシャクという、…

木の日のイベント

「十」と「八」を組み合わせると「木」という文字になることから10月8日が木の日として定められて30年あまりがたちました。木材青壮年団体連合会などが1977(昭和52)年に提唱したのが始まりのようです。日本の10月は気候が安定していて、古く…

ハクサイは第2段階へ

ハクサイがだいぶ大きくなってきました。これで栽培の第1段階は終わり、いよいよ第二段階に入ります。そこでこれまでの栽培記録を整理してみました。 まず8月31日に種まき。完全無農薬栽培で虫の被害を防ぐために種まきしてすぐに防虫ネットをかぶせまし…

八重咲きのスイフヨウ

数日の雨や急な気温の低下で、だいぶ畑の様子も変わってきました。久しぶりの青空、さすがに気持ちがいい。「早起きは三文の得」と悦に入っているのは本人だけかも知れません。 ようやく八重咲きのスイフヨウがポツリポツリと花を咲かせ始めました。紅白の色…

ほのぼのオンブバッタ

畑のサントウナでよく見かけるオンブバッタの夫婦です。いつも二人連れで仲むつまじそう。ほのぼのっとした雰囲気を醸し出しています。メスの方が体が大きいし力持ち、いつも背中にオスをのせているので、こんな名前がついたみたい。 横から見ると、二人の会…

オオカマキリの卵鞘

きのうオオカマキリの卵を見つけました。場所はセイヨウカナメモチの枝の上です。色が淡くてできたてのホヤホヤって感じです。昨年、初めてカマキリの卵を見つけたのは、もう少し寒くなってからだと記憶しています。 そう言えば数日前、だいぶ大きなお腹を抱…

ヨトウムシを発見

まずハクサイの様子を見てください。順調に育っており、1週間もすれば昨年のこの状態になるはずです。年によって気温の変化や降雨の多寡があっても、結局は野菜の方が一枚上手で、それらを超越しているということでしょうか。 ただし、よく見ると手前のネッ…

ナミアゲハの幼虫がユズの木に

今朝は気温が下がりました。立山連峰は初冠雪のようです。その動画はこちらをクリックしてみて下さい。 畑のユズの木には、久しぶりにナミアゲハの5齢幼虫がいました。ユズの緑にとけ込んだように、ジッとしています。もうすぐ蛹になる時間がきているのかも…

カマキリ

久しぶりにカマキリを見つけました。残念ながら、胸の写真が撮れなかったのですが、前足の間が朱色でしたので、これはチョウセンカマキリかも知れません。 こちらはハエトリグモの仲間ではないかと思います。畑の紫蘇は虫の宝庫というと、ちょっとオーバーか…

畑の彼岸花

ちょっと前後しましたが、きのうはわが家の畑の彼岸花も七分咲きになりました。彼岸の中日に、滑り込みセーフでした。 とにかく旺盛に増えるので畦のあちこちに植えられて5箇所になってしまいました。どこまで増えるのでしょうか。数日前に紹介したコムラサ…

ヤマボウシの実が赤くなってきて…

きょうは彼岸の中日。このブログ、このごろ昆虫の話題がぐっと多くなったのですが、かつて検索キーワードNo,1は「常緑ヤマボウシ」でした。ところが、いまでは順位をかなり下げました。 そのせいではないと思うけど、病害虫が少ないはずなのに隣の南高梅か…

オオコンボウヤセバチにホタルガも…

二日前の紫蘇に珍しい昆虫がいました。すぐには名前がわからなかったのですがヤセバチ科のオオコンボウヤセバチだと教えて頂きました。お尻からつきだしている体の長さ(2センチほど)ほどのものは産卵管。これで、ハナバチの幼虫などに卵を産みつけるのだ…

日高市・巾着田の曼珠沙華公園

わが家のヒガンバナは開花まであと一息。首を長くして待っているが、まだ咲かない。そこで、県内・日高市の巾着田の曼珠沙華公園に行ってきました。いまにも雨が降り出しそうな天気でしたが、朝が早いのに現地に近づくにつれて道路はすでに渋滞。テレビなど…

シソの花に集まるニホンミツバチたち

台風一過。晴れ間の見える秋空を背景にシソが風にそよいでいます。そろそろ花も終わり、紫蘇の実がたくさん採れそう! 色々の昆虫がきて蜜を吸ったり花を食べたりしています。これはニホンミツバチのようです。普段見かけるミツバチよりも体の色が黒い。 セ…

小さな秋

この6月には紫色のかわいい花を咲かせたコムラサキですが、その実がほんのりと薄紫色になってきました。 そして、秋の訪れはわが家の畑だけではありません。街の至るところに小さな秋の気配が…。つい最近まで青々としていたはずのハナミズキもすっかり色づ…

カマキリの種類

“迷走台風が列島直撃か”。あまり嬉しくない天気予報が流れています。きょうは「そんなこと関係ない」と言わんばかりのカマキリです。 昨年の暮れはチョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、オオカマキリの卵を8個も確認しました。畑はカマキリだらけになるの…

赤トンボの季節

畑のまわりには田圃が広がっていますが、そろそろ稲刈りも終わり。稲穂が頭を垂れる、こうした風景も見納めです。 そして、この季節にはノシメトンボやアキアカネなどの、いわゆる赤トンボがかわいい姿を見せてくれます。飛び回るのでなかなか写真が撮れない…

2年と1日目の日記

きょうはこの日記が始まってから2年と1日目、通算して531日目です。まずは、おつきあい頂いている皆さんに感謝!です。つまらないことをよくも毎日書いてという反省の一方で、おかげで自称Scientific Farmerも、野菜のことや虫のことを少しは勉強できた…

シモフリスズメにモンクロシャチホコと…

このブログは、基本的には家庭菜園の日記です。畑で起きる出来事の記録が中心。だから虫がたくさん発生すればそのことを記録します。 きょうは虫の嫌いな方はパスした方が無難です。どうしても、という方だけご覧下さい。 とにかく今年は、わが家の畑では色…

スイフヨウの常連客

二日ほど忙しかったので、夕暮れ時になってようやく畑に行くことができました。予想どおりスイフヨウが真っ赤な花を咲かせていました。午前中の純白の花が嘘のようです。ここに書きましたが、一日花のスイフヨウの花は、朝は白色で夕刻には紅色になります。 …

虫のかくれんぼ

6月ごろ、イヌマキに発生したハマキガの幼虫がスイフヨウで見つかりました。スイフヨウの葉の端が丸まっていました。開いてみると幼虫が。 たぶんチャハマキではないか、ということで確認中です。この虫がいたからといって、慌ててはいけません。それほどの…

元気に育つハクサイ、ダイコン

ようやく本格的な秋の気候になってきました。朝は外に出るとヒンヤリしています。ハクサイは防虫ネットのなかで順調に育っています。 ダイコンは、わずかにシンクイムシの被害が出ていますが、いずれ間引きしますのでこちらも問題なし。 きょうの一枚 スイフ…

トックリバチの巣立ち

トックリバチの巣にぽっかりと穴が開いていました。見つけたのは8月30日なので記録するのがだいぶ遅れてしまいました。 最初の発見は、ここにあります。手前に穴をふさいだような跡があるので、ここから脱出するのかと思っていました。実際は天井から巣立…

カキノヘタムシ

今年はどういうわけか、カキノヘタムシの発生が多い。今月に入って次々に被害が発生しています。小さなムシが文字通りカキのヘタに穴をあけて実のなかに侵入します。ムシが侵入したヘタには虫糞が残りますので、すぐ見分けがつきます。 ヘタをはずして内側を…

キアゲハ“サブ”の羽化

(きのうの続きです) 1頭目のアゲハが飛び立ったのが昨日の朝6時ごろ。そのあと2頭目の蛹を確認すると羽の模様が透けてみえていましたが、まだ大丈夫だろうと朝食にしました(写真は午前6時44分、以下同じ)。 で、ふたたび蛹のところに戻ってみると…