あわただしい週末でした

この週末は少し、てんてこ舞いしました。金曜日は東京・国際展示場での「エコプロ」。主催は、産業環境管理協会、日経新聞。来場者は、2010年をピークに減少傾向のようですが、それでも2014年は3日間合計で161,647人と国内最大の環境関連の展示会。
今年のテーマは、「見つけよう 未来をかえる エコの知恵」。知り合いの学生たちが出展しているというので出かけました。

カメラを忘れてしまい写真がありませんが、「大学・教育機関コーナー」では、約80の大学等の学生がさまざまな展示をしていました。大企業のお金をかけた展示が多いなかで、未来の環境問題を担う若者たちが、自分の目線で環境問題をとらえ、昆虫や小さな生き物と植物、人の暮らしとの関わりなどを展示し、来場者に説明する姿に感じるところがたくさんありました。ハチドリと植物の「共進化」など、初めてのキーワードも教えて貰いました。

土曜日は、東京・三田の建築会館で開かれた公開フォーラム「伝統的木造住宅はどこにむかうか」を受講。主催は日本建築士会連合会など5団体。国内の住宅・建築部門は全エネルギー消費量の3割以上を占めることから、住宅の省エネ対策の強化のため、高気密・高断熱住宅をベースにした省エネルギー基準を2020年までに義務化しようという動きがあります。各地域で継承されてきた伝統的木造住宅にその基準を適合するには問題が多く、関係者には強い問題意識があります。会場では、学会や関係団体、工務店・設計者代表から、いろいろの意見が出されました。「日本は国土は小さいながらも気候は多様である。北日本に基本をおいた基準を全国に適用するのでは、開放的な西日本の住まいの快適性を損なうことにならないか。気候の多様性に対する基準は地域で判断できるようにすべき。ライフスタイルに関わる問題なので時間をかけて対応すべき」などの意見が印象に残りました。少子高齢化が進むなかで、省エネと暮らしの快適性、伝統建築をどう調和させるか、難しい問題が多そうです。
そして日曜日のきょうは、地元の蕎麦打ちの師匠宅での蕎麦会。もとは正式メンバーでないのに、いわば「牛に引かれて善光寺参り」の構図です。お師匠さんとは、野菜づくりの仲間でもあります。昼から師匠宅で日本酒と3種類の蕎麦をご馳走になりました。酔っぱらって、この蕎麦の名前は忘れてしまいましたが、さすがお師匠様、なかなかのお味でした。もちろん投票は忘れていません。

わが家からは、酒のつまみにと、キムチのほかタマネギ・フェンネルローゼルのサラダを持参し、野菜談義でも盛り上がりました。前後しましたが、冒頭の国際会議場では、学生たちにキムチを味見して貰いました。振り返ってみればキムチ、キムチの週末…。



  • きょうの一枚

気温が下がってきました。寒さからホウレンソウやタカナなどの葉物野菜を守るためのビニールが目立つ小さな畑です。

少量多品種栽培の家庭菜園では、けさもホウレンソウ、サニーレタス、タカナ(間引き)、キャベツ、ミズナ、フェンネル、ケール、チンゲンサイなどを収穫しました。