ハクサイの種まき

きのうは、ベランダの鉢にハクサイの種をまきました。品種は金将2号。わが家のハクサイ栽培のねらいはキムチ用。この品種は、生産地が「韓国」とあります。韓国といえば、なんといってもキムチの本場。昨年は「王将」という品種でしたが、これも大玉品種。韓国産の系統なら、キムチ用にあうだろうと勝手に想像してこれを選びました。

近くのビバホームで売られているハクサイの種の展示棚には驚きました。ていねいに、ひとつずつ数えたら31種もあるのです。いろんなハクサイが品揃えされているので、あとは腕次第ということでしょうか!

最近のハクサイの特徴はこうした多様化のほかに、核家族化にあわせて小型の品種が増えていること。キムチ用は、大きくて甘い品種がいいんですよね。

ここ5年程のハクサイ栽培記録を振り返ると、09年が直播、10年が苗を移植、11年直播するが少雨と高温で全滅したので予備に育てた苗を移植、昨年12年は妻が帯状疱疹で入院したので対応が遅れ購入苗を植栽…と振り返るといろいろのことが思い出されますが、肝心なのは、「雨対策とヨトウムシ対策」。
雨対策、つまり植栽地の水分や苗の成長に直結する雨が少ない場合は、ベランダで苗をつくり移植するというのが基本。ちなみに過去5年間の雨の記録(隣町越谷市気象庁データをもとに作成)はこんな具合でした。つまり、今年7月から8月は、10年の降雨パターンがよく似ています。もちろん、8月がどうなるかはこれからのことですが、天気予報を見る限りは、多くの雨は期待できません。というのが、今年直播を選択しない理由です。

あと害虫のヨトウムシ対策です。わが家では完全無農薬栽培を基本としており、過去には植栽予定地にビニールシートを敷いて夏の太陽熱を使い、土中のヨトウムシなどを駆除する方法をとりました。県の農業試験場等でテストされている方法で、一定の効果はあるように感じます。しかし土の緩衝力は大きく少し深いところに潜んでいるヨトウムシの幼虫を駆除できないこと、天候に左右されやすく地温の上昇が円滑でない、といった問題がありました。
そこで昨年はこの方法をとらず、マルチングにより、ヨトウムシがハクサイを食べに出てこないようにすることで好結果を得ました。お隣のAさんが何年も続けている方法であり参考にさせていただきましたが、今年もこの方法を選ぶ予定です。
わが家のキムチづくりは、今シーズンで7回目。昨年は、材料は同じでもヤンニョンをつくる手順に工夫を加えることで、旨いヤンニョンができることを発見?しました。いまでも、古漬けのキムチが食卓にあがりますが、まあ、いいキムチができるようになりました。
ところで九州の友達が送ってくれた植物性の酵母「もろみの素」が冷蔵庫で出番を待っているのです。

この「もろみの素」に醤油を加え1週間ほどおくと、とても美味しい「しょんしょん」ができるというのです。完成した「しょんしょん」も送ってくれましたが、なんとかこれがキムチづくりに使えないか。キムチは、オキアミの塩辛、つまり動物性の乳酸菌を使いますが、植物性の麹の相性はよさそうです。それでも、いきなり本番は危険なので、これから12月に向けて、慎重にテストします。

イチモンジセセリが蜜を求めて、飛んできます。成虫は、可愛い姿をしていますが、幼虫は米の害虫。
きょうは「終戦記念日」。各地で平和を願うイベントが開かれます。