ニンニクの葉の黄変は病気?それとも雨不足?

ここにありますが、ニンニクのサビ病は感染したニンニクの残骸で病原が繁殖し土壌中にその胞子が分散して、健全な根に伝染するものらしい。「…らしい」と書いたのは、Scientific Farmerを名乗る割に、ちょっと自信がないのです。
ニンニクの栽培を始めたころは、こんなに簡単なものかと感じたのに、最近はサビ病のような症状に悩まされている。葉や茎に病変が出ると生育に影響が出て、大きなニンニクが取れないのです。

土壌が病原で汚染された場合、その土壌を農薬で消毒する方法があるようですが、小さな家庭菜園ではそれは難しい。タマネギのベト病もここ数年発生しているが、これもサビ病と類似の病原で起きるようです。ただ、昨年はまわりの畑でもこのような状態が見られたので、ホントにベト病なのか、その頃雨が多すぎたせいではないか、といった疑問は残ります。

家庭菜園にとって、ニンニクとタマネギはとても大切な作物です。無農薬、有機栽培を目指す家庭菜園でそうした病気が発生するとは皮肉な結果であり、正直なところ専門家のご指導を仰ぎたい心境です。

と弱気になっていますが、感染の仕組みを図式的に考えてみると、土壌中の微生物は植物の根の先端部から出ている分泌物を感知することで植物の根の存在を知りその根に水を運び、かわりに根から栄養を貰ったり、植物の細胞内に侵入して病気を引き起こしたりするものらしい。

とすれば、ニンニクの根と病原を含む畑の土が接触しないようにすれば感染を防ぐことができるのではないか。そこで畑に植穴を掘りその中に培養土を入れ園芸店で買ってきたニンニクを植えて見ました。健康なニンニクを病原のいる土から隔離して栽培することにしたわけです。

なかなかのアイデアだと自画自賛の気持ちがどこかにあったのですが、はてさて…。昨年も経験したニンニクのこの状態からすれば、見事な失敗だったのではないか。黄変の進行を見るたびに複雑な気持ちになるFarmerです。

せめてもの気休めは今年の雨不足。ひと月以上にわたって降雨がない。ひょっとしたらこの天候がニンニクの葉の黄変の原因ではないか。それほど黄色くなっていない株もあったりするので、これはどういうことなのか。

天気のせいであってほしいという気持ちが強いせいか、Scientific Farmerの脳裏にはどこからか、<〜それが答〜だ そうなんです〜>と、そんなおどけた歌声が聞こえていますが、果たして真相は?

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  • きょうの一枚 蕗の薹

立春が過ぎて、畑の隅では蕗の薹が出てきました。