ニンニクを植えてみたけど…

2年前からタマネギとニンニクに病気が出るようになりました。今年6月のタマネギの様子ですが、奥のニンニクも黄色くなっているのが見えます。こうなると栄養生産が行われず生育が衰えます。

ただし周辺の畑でも似たような被害が出たので、3,4月の天候不順も要因のひとつではないかと考えます。

タマネギのベト病やニンニクのサビ病は、糸状菌と呼ばれるカビの1種の病原が原因とされます。厄介なことにこの菌には野菜の残さいや土から伝染する能力があるということです。こうした病原が土中に蔓延した場合、土壌を消毒する方法があるようですが、使用する農薬がかなり強力なので家庭菜園には不向きな方法といえます。
それじゃー、どうするか。いろいろ思案したのですが、今年は園芸店で買ってきたニンニクを培養土の中で育ててみる。つまりニンニクの種を畑の土から隔離する作戦を考えたわけです。はたしてどういう結果になるか。案ずるより産むが易しということで面倒だけど、植穴を掘ってその中に培養土をいれ、そこにニンニクを植えることにしました。

なんだか、頼りないけど。でも植物の根は水や栄養分を吸収する働きをしますが、その逆もありで先端部から分泌物が出すことが知られています。土中の微生物はそれを感知してその植物の根まで水を運び、かわりに根から栄養を貰うものもいるし、植物に病気を引き起こして害を与えるものもいるということです。ニンニクの場合、病気を引き起こす糸状菌はニンニクの根からの分泌物を感知して細胞内に侵入するので、侵入を防ぐにはニンニクの根と糸状菌を含む畑の土が接触しないようにすれば糸状菌の侵入を防ぐことができるはずです。

ニンニクの植穴がすっぽり隠れるように培養土をかけて作業は終わりです。

こんなことでうまく行くのか。植物生理学や野菜の病気の専門の先生から助言を頂きたいところですが、まぁ、自称Scientific Farmerの子どもじみた実験のはじまり、はじまり、というところです。
ニンニク50個ほどだから、こんなことができるけど、200本ものタマネギを植えるとき、どうするのかと考えると頭が痛くなります!
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  • きょうの一枚  オクラ

夏野菜のオクラは猛暑を乗り越えて、まだ元気に花や実をつけている。このぶんだと、11月いっぱいは大丈夫そう。でもスナップエンドウやタマネギ、ソラマメなどの植え付けのスペースが必要なので、いつまでもというわけにはゆきません。