イヌマキの種子

畑の南側を守る7本のイヌマキの生垣。ここを通る、事情を知らない方は、この中にはお屋敷でもあるのか、と思うかも知れません。本当は、中では野菜が育っているのですが。

きょうは、このイヌマキの種子の話題です。毎年この季節には赤い実がなります。二段重ねで、下の色づいた粒は花托、その上の緑色の実が本物の種子です。

野鳥に赤い花托ごと食べさせて新天地に運んでもらう。植物には足がないが、それをカバーする周到な作戦。この方法でどんどん適地に移動できるから、温暖化なんて平気だよ。東北、北海道だって視野においている。イヌマキのそんな声が聞こえてきそうです。

色づいた実はゼリ―のような食感で、ほのかに甘い。私たちの世代は、子供のころ食べたものです。かじってみると、懐かしい味。緑の実は、人間には猛毒らしい。もちろん、こんなのを口に入れる人はいないはずです。
写真をよくみて頂くと、青い実から根が出ていました。それも一粒だけでなく、枝のあちこちに、こうした実があった。珍しいので、カメラのキャップにいれて撮りました。これを鉢に植えれば、イヌマキの苗ができます。

相変わらずプラムの花の狂い咲きが続いています。イヌマキの種子の発芽も天候異変の影響か。

ところで、いつもより早めに種まきしたソラマメ。今年は、お隣のSさんに習ってマルチシートを使いました。無農薬栽培の野菜のなかで、一番の苦労はソラマメのアブラムシ対策。今シーズンは、歌うfarmer“TOKIO”の「鉄腕ダッシュ村」で見てメモしておいた「ニンニク茶殻トウガラシ酢ニラ焼酎コーヒー殻ショウガ」生薬で、アブラムシ退治。さて、どういうことになるか、楽しみです。

ソラマメの種子がそろそろ、動き始めたようで、土がひび割れしてきました。自称“Scientific farmer”は、こういうのを見るのが楽しみ。

さて問題は台風。ネットに頭がつかえてきたが、これが通過するまで、ネットをはずせません。



鬼灯とも書かれるホオズキの実が赤くなってきました。