寒さに耐える“ど根性野菜”

先週末は2泊3日の仕事で宇治市に滞在し、京都大学の皆さんに大変お世話になりました。有難うございました。
京都大学生存圏研究所材鑑調査室では、木材の性質の解明や木材の有効利用に関する様々な研究を行っています。特に木材の組織構造の研究成果をもとに、歴史的な建造物や木彫像などの文化財や、遺跡からの出土木材や天然木の同定や年代測定などの研究を行い内外で高い評価を受けています。

宇治と言えば平等院。上の写真は暗闇に浮かぶ鳳凰堂です。ここをクリックすると拡大しますが、手持ち撮影なのに手ぶれせず肉眼より明るく写るなど、最近のカメラの性能の高さには驚かされます。

日頃、学究的な雰囲気にはほど遠い環境で働く自称Science Farmer。サイエンスの風に吹かれたせいか、ファーマー精神が目覚め(ちょっと大げさ?)朝飯もそうそうに畑にでかけました。ここ数日の厳しい冷え込みのため畑の周りは霜で白くなっていました。

この時期の葉もの野菜は体内の糖の濃度を高め寒さに耐えると言われますが、その代表格のホウレンソウ。これくらいの寒さなど平気と言わんばかりに元気に育っています。時々間引きしておひたしなどで食べていますが、これが甘いんです。

こちらはワサビ菜。アブラナ科の植物で、学名などは不明ですが、葉にはワサビのような風味があります。厳冬期のワサビ菜が甘くなると、どういう味になるのか。食いしん坊精神がむくむくと頭をもたげますが、試食はまだです。

ベランダで苗をつくり、移植後野鳥の被害に脅かされてきたキャベツ。防鳥ネットに守られ、順調に成長しようやく芯がまき始めました。

こちらはフダンソウ。季節に関わりなく一年を通して栽培されることから不断草と呼ばれるのだそうです。ホウレンソウと同じアカザ科の野菜でスイスチャードとも呼ばれます。乾燥続きで少し黄ばんでみえます。

このように、一見華奢な葉もの野菜ですが、長い時間をかけて身につけた自らを寒さから守るしかけによって元気に育っています。私たちも寒さなどには負けられません。

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