ハクサイに「新」害虫

今年の漢字は、新型インフル、イチロウの新記録、日米の新政権など、「新」にちなんだ出来事が多かったということで「新」に決定したそうです。
きょうは、久しぶりの虫ネタになりました。わが家の畑のハクサイでも「新」しい害虫の発見があったのです。にありますが、ハクサイの害虫はアブラムシなどをのぞけばアオムシ、カブラハバチ、そしてヨトウムシ、キクキンウワバの4種類が代表的であり、これらは気温の低下とともに活動が停止するので、寒くなればひと安心!と思いこんでいたのです!

ところが本日、外葉だけでなく芯を構成する大切な葉にまでポツポツと穴があいた株があることに気づきました。
季節遅れのヨトウムシかなということで、探すと長さ1.5cm程度の白い虫がハクサイの葉の裏に潜んでいたのです。しかもあちこちに。こりゃー大変。

さっそく調べてみるとヤサイゾウムシというゾウムシの仲間。成虫の写真はここにありますが、この虫は1942年に岡山県下で初めて発見された外来種
1954年にとりまとめられた報告によると単為生殖で雌が増殖すること、成虫は夏は休眠していて成虫、幼虫ともに秋から翌春にかけて野菜などを食べる、しかも真でも活動し、雑食性で国内では26科97種の野菜を加害し、特にハクサイ、ニンジンが大好きだとのこと。しかもこれまでは被害が少ないので野菜害虫としての研究はほとんどなく、捕殺方法は割り箸作戦しかないとある。
いやー驚きました。ハクサイを栽培するようになって、5,6年はたちますがヤサイゾウムシは初めて。どうして今ごろ現れたのか。被害が少なくてすめばいいのですが、どうもそうではなさそうです。美味しいハクサイづくりの前途は厳しい。なかなか楽ではありません。


−きょうの一枚  ソラマメヒゲナガアブラムシ
13文字も使う長い名前。しかしそれはアブラムシの責任ではありません。
毎年、このころから現れるのですが今年はもう有翅個体がいます。どこからか雌の成虫が飛来して、どんどん子どもを産んでいるようです。
今年のアブラムシ大作戦の戦術はすでに決定ずみ。これまでの経験を踏まえたもので、今年こそ成功させたいものです。そのうちに書きます。


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