ハクサイの植え付け・アカボシゴマダラ

朝夕はすっかり涼しくなりました。関東は青空いっぱいで、絶好の家庭菜園日和。8月16日にベランダの鉢に種まきしたハクサイは、1か月ほどで見事な苗に成長。昨年のハクサイ栽培は、1個4キロほどの大玉が次々と収穫できて、これを使ったキムチの味も好評。今年で8年目を迎えたキムチづくりですが、この苗を前にやる気満々です。

とはいうものの油断すると、飛んできたモンシロチョウの幼虫に食べられたり、ハモグリバエの幼虫に絵を描かれたりといった被害を受けます。ベランダだからといって、安心はできない。こちらは以前に撮影したハモグリバエの被害。致命的ではないが、葉の裏から侵入した幼虫に葉肉を食べられると、光合成能力はガタ落ち。飛来してくる害虫を防ぐ防虫ネットの威力は絶大と言わざるを得ません。

さて、満を持してこの日を待っていた(*^_^*)。ハクサイの植え付け地には、すでに堆肥を入れ溝を切り、ヨトウムシ対策のマルチングをすませてありました。ここらの手際の良さは、へたな農家もかなわない!

しかし驚きました。これほどの陽ざしになるとは。ストレスのない環境で大事に育てたハクサイの苗は、直射日光のさす畑で、たちまちグッタリしてしまったのです。相当のストレスを与えたみたい。でも野菜は強い。

夕方にはしゃんと立ち直っていました。マルチシートと防虫ネットで、アオムシやヨトウムシ、シンクイムシなどの被害を避けることができれば立派な白菜になるはずです。



ーきょうの一枚 アカボシゴマダラ
初めて見たアカボシゴマダラの成虫です。もとは奄美などに多い蝶ですが、10年程前に神奈川県で発見されてから、関東でも定着が確認されているらしい。関東のタイプは大陸系らしい。訪中でなく、放蝶マニアの仕業との見方も。

  • ネキリムシ被害第1号

植えつけ2日目のきょう午後、畑に行ってみたらショックな出来事が起きていました。一番大きな苗が無残にも干乾びていたのです。

抜いてみると、ハクサイの根がスパッと切れています。明らかに昆虫の幼虫の被害です。

こういう時は、苗の根元に幼虫が潜んでいる確立が高い。そう考えて注意深く、土を掘ったら、白いコガネムシの幼虫が見つかりました。一切農薬を使用していないので、この畑は昆虫天国。こうした被害が出ても何の不思議はないのですが、じつはコガネムシの被害は初めて。もちろん放置するわけにはゆかないので、園芸店で「金将」の苗を1本だけ買って植え替えました。写真の右手前が植え替えた苗です。

昆虫天国と言えば、このカマキリ。ひと月以上にわたって、渋柿の木にオオカマキリのメスが棲みついているのです。結構お腹が大きいので、そのうち産卵するのかも知れません。

こちらはオスのようです。まるで俺がこの柿を守っているんだといわんばかり。

カメラ目線でばっちり。なかなかのイケメンです。

こちらはハラビロカマキリ。久しぶりにカマキリの当たり年ですね。畑の樹木でその姿を見ることが多い。

脇の白い紋が目印です。

このほか、イラガやモンクロシャチホコなど、あまり歓迎したくない幼虫も多い。夏の天候がこれらの昆虫の生育を助けたのかも知れません。