玉の浦のつぼみ

畑の隅でじっと野菜を見守る小さな樹木が2本あります。左手が椿の「玉之浦」、右手がユズです。ユズのことは日をあらためて書くことにします。

玉之浦は、長崎県福江島玉之浦町ヤブツバキ林で発見されたので、このような品種名がつけられたということ。昨春のことですが、NHKの「趣味の園芸」で、「タマ・アメリカーナ」という八重咲きの花を咲かせたツバキが紹介されました。これは玉之浦がアメリカで改良されて日本に逆輸入されたものということでした。
紅色の花びらの先端部に白い線がついています。専門家は、こうした花を「覆輪(ふくりん)」と呼ぶそうです。八重咲きもいいが、こちらのひと重咲きの方が好きです。
昨年はここに植えて4年目。背丈はわずか50cmほどしかないのに10輪以上の花が咲きました。果樹で言えば大豊作。

ところが今年の春は一転して大凶作、一輪も咲きませんでした。それに葉の色が少しまだらに見えるのはカイガラムシの被害。せっかくの銘花なのに畑の畦などに植えてしまって、粗末な扱いになっています。
これから害虫の予防をしたりして、大切にしたいと思いますが、いまつぼみが50個以上もついていて来春は大豊作まちがいなし。春の訪れが待ち遠しく感じられます。

こうした豊作と凶作。どういうメカニズムでそうしたことが起きるのか。その裏には樹木が生きていくための秘密が隠されているのかも知れません。


−きょうの一枚  タマネギの成長
タマネギを植えてからひと月あまり。寒空のもとで少しずつですが成長しています。人間界は、これから風邪などの季節なのに、植物には休みはないのかと聞きたいくらい。

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