畑の樹木
真夏日から、突然気温が10℃以上下がって、とても涼しい週末でした。こうした天気の変化には無頓着なのか、昨日はたくさんのゴーヤが収穫待ち状態でした。
畑の樹木といえば、まず今年の春、仲間入りしたシブガキ。ようやく枝が3本伸びて、柔らかい新葉が開いてきました。「桃栗三年柿八年」とか言いますが、実をつけるのはいつのことか。その奥に見えるのは、アオキとイヌマキ。
これで、たしか21か22種目。樹木の種類が増えすぎて…、数がはっきりしないが時計回りに数えると、シブガキ、ヒイラギ、アオキ、イヌマキ(赤芽、黄芽)、ユズ、ツバキ(玉之浦)、セイヨウカナメモチ、ムクゲ(赤)、サンタローザ、ソルダム、コムラサキ、シマトネリコ、ムクゲ(白)、ウメ、アベリア、常緑ヤマボウシ、ミヤマキリシマ、イヌマキ、ヤマボウシ、ビックリグミ、スイフヨウ、そして最後は、今年10個ほど実をつけて…、その後カキノヘタムシに実を3個に減らされたフユウガキで、21種?でした。
こちらが、畑の正面のウメ、ムクゲです。ムクゲが咲くと、なんだか夏というより初秋の気配が漂い始めたように感じます。ちょっと早いか。
その足元に生えているアベリア。なぜか2本の徒長枝(とちょうし)が風に揺れています。
ウメの木は、整然と数えきれないほどの新枝を出しています。みんなで渡れば怖くない、という風情だが、見方によってはこれも全部、徒長枝みたいなもの。
枝が気になりだすと不思議なもので、在来種のヤマボウシの徒長枝も目につきました。
アベリアとヤマボウシの徒長枝は、剪定鋏で切り取って、堆肥の材料に。
グミの木もたくさんの枝を伸ばしているが、これは手が届かないので、そのうち踏み台を持ってきて切ろう。
剪定した枝葉は堆肥の材料にするために集めて、ここで朽ちるのを待ちます。わが家の家庭菜園の基本は、省エネとリサイクル、無農薬・有機肥料です。左の黒いシートの下には、3年目にしてようやく完成した堆肥が。
これが完熟たい肥。落ち葉などが原料ですが発酵臭はなくなり、ほとんど無臭。今年のハクサイの植え付けにはたっぷり使うぞ。
堆肥ができる過程で、たくさんいたミミズの姿もほとんど見えなくなって、コガネムシらしき幼虫が1匹だけ。
ここはスナップエンドウの跡地。手前の植物はローゼル。さっきまでセイヨウカナメモチの剪定枝などをおいていたが、ハクサイを植えるために天地返しをしました。横2m、縦4mでわずか2坪あまり。ここで、ハクサイの無農薬栽培をしますが、そろそろ10年を迎えるというのに、これほど栽培の難しい野菜はないという実感は相変わらず。とにかく主な害虫だけでも5、6種類もいるんですから。
今年は、スナックエンドウ、インゲン、エダマメなどの豆類は絶好調で、トマト、キュウリなどのウリ科も好調、ナス、ピーマン、シシトウなどのウリ科は不調ですが、はたしてハクサイはどうなるのか。天地返しの過程ではまったく姿を見せない、ハクサイ最大の害虫であるヨトウムシが、こちらの動きをどこかでじっと見守っているかもしれません。
‐きょうの一枚 イヌマキの雌木
今年もたくさんの実が育ち始めました。