桜満開の季節、丹沢で山歩きを楽しみました

桜が満開になり、先週末はあちこちの花見が盛り上がりました。450本はあるといわれる、この団地の桜です。


私の田舎鹿児島では開花宣言が12日予定と平年より8日も遅れています。簡単にいうと、植物は気温と日長の変化の刺激を受けて花を咲かせます。一定期間の低温とその後の気温上昇が刺激になり体内で開花促進物質がつくられるのです。今年の鹿児島の冬は気温が高くて桜の花芽の目覚めに必要な11〜12月の冷え込みが弱いため、いわゆる「休眠打破」という作用が働かず、逆に春は冷え込み3月の気温が低すぎて花芽の発育が進まなかったということらしい。
畑の樹木の開花はどれも順調でプラム、ビックリグミや銘花・玉之浦が満開。この調子だと今年のプラムは大豊作。

スミレ、ムスカリクリスマスローズアネモネ、チューリップも色とりどりの花を咲かせています。

前回紹介したソラマメはアブラムシの姿も少なく、背丈も伸びて順調そのものです。ルッコラスナップエンドウパクチーとかわいい花が続きます。

きのうは枝豆の苗床をつくりました。今年の春は気温と降雨に恵まれているので鳥対策をすれば、そのうち芽を出すでしょう。6,7cmになったところで移植予定。


新年度に入り忙しい仕事に切りがついたので、4、5日は久しぶりに休みをとり札掛(神奈川県)にある国民宿舎丹沢ホームに出かけました。宿では21年振りの訪問にもかかわらず、旧知のご主人中村さんにあたたかくお迎え頂き、丹沢のシカや蛭、山の保全に必要な人材育成の話などに花を咲かせました。初夏のころ夏鳥アカショウビン撮影を兼ねて、ゆっくり再訪したいと思います。
今回は大した目的もなく大自然の中でたまにはのんびり過ごしたいというだけ。それでも野鳥撮影のためのカメラ、望遠ズームは持参しました。ふつう天気が良いと冷え込むものですが、今回は気温高めで好天に恵まれました。これまで撮っていない野鳥にも出会えてご機嫌でした。はじめにカケスの後ろ姿。顔を向けてもらえなかったのが残念ですが、羽根の美しいタテジマに満足。

野鳥図鑑によれば、キセキレイは人工の工作物の上にとまりやすいとか。カーブミラーにとまったところを撮りました。

ヤマガラ。山で見るのは初めてでしたが、今回美しい鳴き声を聞き分けできるようになりました。

エナガ。鳥の羽らしいものをくわえています。これから子育てする巣に運ぶところとか。

平地では桜満開の季節とはいえ、遠くに見える大山の山頂には白い雪が残り、遠くにのぞむ富士は真っ白といった具合です。

そうしたなかで、キブシの雌花の緑やイヌシデの芽吹きは、本格的な春到来を感じさせてくれました。

と、最近の様子はこんなところです。ジャガイモの芽も出そろい、ニンニクやタマネギ、ラッキョウなども順調。ベランダのパッションフルーツは、ここで4回目の夏を迎えます。新芽が育ち始めたので、グリーンカーテンとしての成長を期待してキュウリネットをかけました。ベランダでは、ハヤトウリの鉢植えも成長を始めました。鹿児島の友人から届いた資料を参考にしながら育てようと思います。

いよいよ今月末の夏野菜の植え付けに向けて週末は毎週畑の生活になりそうです。今年は生姜を昨年の倍以上植えたいと密かに楽しみにしています。こぬか雨のため畑に行くことができないので、きょうの昼は久しぶりに妻の手打ちそば。大根おろしでソバの香りと甘みを楽しみました。せいたくな昼です。