ソラマメの花が咲き始めました

気がつけば3月も半ばに入り、1年の4分の1が過ぎようとしています。このブログはしばらく休みが続きました。そのせいか、遠方から「生きているか?」といった内容の電話まで頂く始末。ご心配をおかけしました。元気に過ごしているのですがとにかく忙しい。大したことはしていないのに、時間が過ぎるのがとても早い。歳のせいもあると思いますが…。
先週10日は、非常勤の講師をしている環境系の専門学校で私にとり3度目の卒業式でした。新米の講師として、この3年を振り返ると真っ先に浮かぶのが「教えることは学ぶこと」という名言です。この言葉の意味は深いと思いますが、それにしても勉強しましたね。月曜から金曜まで渋谷の木造建築の団体に勤務しながら、月曜午後は専門学校で2コマの講義を担当するわけです。はじめて森林や木材を学ぶ学生さんたちに「森林の大切さやそれ守る仕事の意義」「木材の魅力」をどう伝えるか。どのように興味を持っていただくか。責任は重く、一方が忙しいからと言っておざなりにはできません。ふた股をかけているため、講義の準備はもっぱら土日。最後の60歳台ですがとても退屈している暇はありません。
でも学校の仕事は正直言って楽しい。自分の考えていることを他人様に聞いていただけるだけでも、どういったらいいんだろう、ありきたりですがとても贅沢。環境系の学校といっても学生さんたちはさまざま。なかには大会社の役員を終えただけでなく理学博士の資格を持つ方や、医師生活を中断した医学博士がおられたりして。教えるというより教わる方が多いんです。卒業後もそうした方々とのおつきあいができました。学生さんたちは卒業しこれから社会に出て、さまざまな分野で自分の道を歩むことになります。ぜひとも森林や木材の価値を忘れずにそれぞれの分野で頑張っていただきたいと思います。写真は学生さんたちによる夏休み体験活動の発表風景。こうしたことも、懐かしい思い出になりました。

さて前置きはこれくらいにして、自称“Scientific farmer”にとっての本題はやはり畑です。いま畑はどんな春を迎えているのかご報告します。いま畑で育つ野菜は少ないですよ。せいぜいニンニクやタマネギ、ラッキョウ、ホウレンソウ、スナップエンドウなど。これらがようやく春に向けて成長を開始しました。

そのなかで、特記すべきはこのソラマメの生育。2週間前に、アブラムシ対策のネットを外して、株立ちを1株5本ほどに整理し追肥したら、成長が早まり花が咲き始めました。

雨が少ないのが玉に傷ですが、天候に恵まれ昨年のような降雪による折損がないせいだと思います。

ひと株だけですが、例のアブラムシも頂芽にはいました。で、それを摘み取ったら、広がらない。今シーズンはネットをかけただけで銀紙のシートも敷かないのに、以外と増えないのでしめしめといった感じです。まぁ、これからですが。

樹木の芽も膨らんできました。まずはビックリグミから。花芽がのぞいて、いつものアブラムシの姿も見えます。

こちらはプラム。たくさんの花芽がつきました。

アネモネもかわいい花を咲かせています。

ベランダにも春の気配が。今年で3回目の冬を越したパッションフルーツが簡易温室の中で芽を延ばし始めました。根詰まりをしているとすれば植え替えや施肥をどうするか。専門の知識や経験がないのでこれは頭を悩ませています…。

珍しいものを1品。これはハヤトウリの鉢植えです。今年は大宮で世界盆栽大会が開催され、世界の盆栽・水石の銘品を見ることができるそうです。それとは何の関係もありませんが、わが家ではこの鉢植えを盆栽にしたてようと挑戦中です。果たして思惑通りに行くか。昨年秋のようにベランダを占領されると周りから苦情が出る恐れがあるので、そうした心配はありますが。

それともうひとつ。ベランダから見える白モクレン。朝日を浴びながら、つぼみを膨らませています。隣のソメイヨシノの花芽も膨らんできました。今年は桜の開花が早いらしい。

考えてみれば、最近週末は鳥の撮影に熱中しています。渡良瀬遊水地に行ったり、秋ヶ瀬公園を訪ねたりしながら、70前の手習いを楽しんでおります。これも多忙の一因かも。




  • きょうの一枚

隣の会館の入口の樹木です。梢には青々とした枝葉が茂っていても、幹や根元には腐朽菌がはびこっている。うっかりしていると強風や衝撃で倒れる危険性も。