ニンニクに病気が発生しました

ここにありますが、5,6年前まで毎年、この季節はニンニクの病気で悩まされていました。写真の様子からして、さび病だったのではないかと思います。
病気は、一般に「素因(病気のかかりやすさ)」「誘引(病気を発生させる環境)」「病原」の3要素が重なったときに発生すると言われます。さび病菌はどこにでもある病原だし、タマネギにも発生します。さび病菌を発症しないほど、ニンニクが元気であればいいのだと思います。
今年は久しぶりに症状が出ました。4月中旬頃から様子がおかしかった(この段階でマルチをはずしました)のですが、わずか1週間で症状が進みました。「糸状菌」の仲間のさび病菌に罹ったのではないかと思います。隣のタマネギはまったく問題なしですから、ニンニクの健康状態がおかしくなる要因があったのだと思います。


ここ数年発生しなかったのに、今年に限ってなぜ?今シーズンのニンニクは根元をマルチングシートで覆いました。これまで初めての処置。でもこれが原因だと断定することはできません。天候も不順だし…。(植えて1ケ月後、11月中旬の写真を追加しました)

問題はこのあとどうなるか、ということ。果たしてニンニクは収穫できるのでしょうか。この病気は発生すると、打つ手がないと思いますので、推移にまかせるしかありません。これ以上ひどくならないように、天に祈るしかありません。
ところで最近、気づいたことがあります。それは身近なところに意外な野鳥がいるということです。こういう言い方は、「これまで野鳥に関心がないために、気づかなかっただけだよ」とお叱りを受けるかも知れません。じつはその通りです。
この団地には、どんな野鳥がいるか。ヒヨドリとハト、ツグミぐらいしか知らなかったのに、皆さんに色々と教えて頂くうちに、少し知識が増えました。私の部屋は2階にありますが、2月はジョウビタキシジュウカラを見つけ証拠写真を撮りました。写真を撮りそこなったけど、コゲラも見ました。3月末には、近くの交差点にハクセキレイのねぐらがあることに気づきました。
4月に入ってからは、毎朝カワラヒワの囀りで目をさまし、その声に送られながら出勤するという優雅な日々です。しかも週末に通りを歩いていると、ハナミズキの梢で見かけることがあります。

「日本のカナリア」と称される、この鳥はいつもは電線の上で囀るのですが、時には庭先の樹木の梢でみかけます。

そして5月に入るとオナガの登場です。頭には黒い帽子をかぶり、羽は薄い水色、そして名前のとおり長い尾を備えた、スラッとしたとてもスタイルの良い鳥です。日本画の題材にでもなりそうな「惚れ惚れする美しさ」と言っても、決して褒め過ぎにはなりません。

もう一枚。姿は美しいですが、残念なのは、グエッ、グエッと聞こえる、ひどい鳴き声。

驚いたことに、ベランダから10mほどのところにあるモクレンに巣をつくりました。よく見ると「つがい」がいます。

「これは観察が楽しみ」と喜んでいたら、オナガが何かを威嚇するような声がきこえるので、辺りを見回すとカラスがいました。これが原因のようです。ひどい鳴き声と書きましたが、カラスとの闘いに負けないためには、そのような声が必要なのかも知れません。

毎朝、カラスがオナガを追い回したり、逆にオナガが集団でカラスを追い回したり、と賑やか。きっとカラスはオナガが産卵したら、卵を食べようとしているのではないか、と想像しています。

オナガの「つがい」でしょうか。けさも電線の上で落ち着かない様子でした。

野鳥に関心を持ったのは野菜づくりから。餌不足の時期は、冬越し中の白菜をつついたり、種まきしたエダマメを食べたり、と多少の悪さをしますが、これも可愛いもの。生物界で食物連鎖の上位を占める野鳥が元気で過ごせる環境が私たち人間にも良い環境のはずです。よく助言を頂戴するTpongさんをはじめ、皆さんにいろんなことを教えて頂きながら、鳥に学ぶ野菜づくりは一段と楽しさが増してきました。
そのうち、カワラヒワの営巣が見つかるような気がしています。


週末クッカーが、畑のフェンネルと冷凍庫のミニトマトでスープをつくってみました。調味料は塩、胡椒だけ。トマトの酸味と出汁がいい感じでした。まだまだ色んなレシピがありそうです。

こちらは20日ほどたったフェンネル酒。味見は、ろ過して2カ月ほど寝かせてからとのこと。アロマ効果があるらしい。