今年初のキアゲハ

きょうは久しぶりの休み。ベランダで育てていたケールの苗がそろそろ植えごろになりました。「植えごろ」?そんな言葉がありましたか。

畑へ行ってみると、秋に植えたケールは日射量不足もなんのその。防虫ネットに守られながらだいぶ大きく育ってきました。

そんなにケールを育ててどうするのか。きょうの収穫だけでもこれだけあります。

種を明かすと、これを綺麗に洗い刻んで…。

ジッパーのついた袋にいれて冷凍庫へ。こうしておけばグリーンスムージの材料になる。ちょっとしたコロンブスの卵。冷凍庫に余裕がないと。

不思議なのは、防虫ネットに守られているはずなのに穴のあいた葉があること。アオムシはまだ発生していないしバッタもいない。犯人は不明です。

きょうの畑ですが、イヌマキの緑、シンボルツリーの常緑ヤマボウシ。新芽が伸びて、久しぶりの青空に映えていました。

セイヨウカナメモチの真っ赤な新芽。そしてソラマメやスナップエンドウ、タマネギやニンニクが大きくなり、緑に覆われた面積が増えてきました。

3月11日に植えたのに、出芽が遅れていたジャガイモ。新芽が大きくなってきましたが、こんな不揃いは初めて。

発芽していない場所を掘ると予想どおり、腐った芋が出てきました。南米原産のジャガイモは多湿が嫌いということでしょう。

きょうのいち押しは、ワサビナの若芽。軸をかじると歯ごたえが良く初めは甘くて飲み込むと特有の辛さが伝わります。何本か摘んで今夜の食卓に。

ふたつ目は、ケールの花。綺麗な花は蜜が多くてこれを咬むと甘い。蝶が集まるのは無理もない。

みっつ目はルッコラ。若葉を噛むと独特の新鮮な香りが。

畑に行くたびにこんな風に、野菜の新芽や花を齧るのが楽しみ。植物のエネルギーをじかに吸収したような気分になります。ときには個性的な香りのドクダミやほろ苦いオレンジセージの葉も。無農薬ならではの楽しみです。
きょうは、キアゲハを見かけましたが、動きが早くて写真は無理。モンシロチョウだけでも。

昨年秋、プラムの枝で見つけた王女の首飾り風のもの。調べたらオビカレハの卵でした。

それが立派な幼虫に育っていました。無農薬の恩恵?

気持ち悪い、という声をよそに、「ニンニク茶殻トウガラシ酢ニラ焼酎コーヒー殻ショウガ」の生薬スプレーをシュッシュッとかけて解散命令。ポロポロと落ちるもの、あわてて逃げるもの。効いているようで、効かないようで…。数日後には姿が見えなくなるので効果はあるみたいです。こうした曖昧さは、無益な殺生はしない、という“Scientific farmer”にはぴったりかも知れません。
もう少し畑の花を。野菜と野菜の隙間を彩るスミレはいま満開。

スナップエンドウの清楚な花。

いよいよ春本番。木々の緑や草花が鮮やかな季節を迎えました。これから昆虫の活動も本格化します。

あちこちにテントウムシの姿が見られますが、フユウガキの新芽にもいました。そのうち、黄色い卵がみられると思います。