ジャガイモを植える

きょうは3月3日。わが家では恒例により、木のおひな様を取り出して、しばらく飾ることにしております。それとこの季節の大事な仕事は、ジャガイモの植え付け。

ちょうど休みと重なったので、午前中に畑に出かけ、恒例のジャガイモの植え付け作業をしました。ジャガイモは数日前から半割にして、切り口を乾燥させてあります。こうすることで、切り口に灰をつける手間が不要になるというのです。4個だけ、切り口が見えていますが、ぜんぶ半割にしてあるんです。

いつもそうですが、実際の作業は妻の分担、私は技術的なことを相談したり、写真を撮ったり道具を運んだりで、いわゆる助手役。けっして人の楽しみをとるようなことはしないように気をつけています。というより、おおざっぱな性格の私は農作業もおおまか。わが家の畑の実際の作業は綿密な作業が得意な妻の役割です。とにかく縦、横をはかって、きちっと作業する。見事な仕事っぷりです。前後しましたが、ジャガイモの並んでいるところには、もちろん落ち葉堆肥などを入れその上に土をかぶせてあります。この作業は、2週間ほど前。

今回問題になったのは、ジャガイモを植える深さ。ジャガイモの原産地は南米のアンデス地方とされており、したがって乾燥地を好みます。生まれもったこの特性はいくら時間がたっても変わらない。したがって、深植えすると腐る恐れがあります。乾燥気味の年は、心配ないのですが、雨の多い年は深植えは禁物です。にわかに、今年は雨が多いように感じた、自称Scientific Farmerの託宣は「今年は浅く植えましょう」のひと言。わずかな量なので、短時間で作業終了です。


半信半疑で淺植えにし、作業が終わってから、少し淺植えに過ぎたのではないか、と気にする妻ですが、ジャガイモの隣のスナップエンドウの新芽が野鳥に食べられているのを見つけたので、ただちに支柱をたて、ネットをかけることにしました。葉もの野菜が鳥の被害を受けるのは常ですが、今年はスナップエンドウまで。雪の地方の豪雪が報道されています。そうしたことが鳥の行動に影響しているのでしょうか。かなりの株の新芽が食べられて、先端部がなくなっています。

スナップエンドウの収穫は、5月末ごろ。その間には強風が吹いたりしますので、風に負けないようしっかりと支柱をとめ、それにキュウリネットをかけます。支柱をきちっと止めるのは私の仕事。設計とネットを張るなどの細かな仕事は妻が大得意です。毎年、もったいないくらいの出来映えで、これまで風で倒れたりしたことは一度もないのが、自慢のひとつです。



ー梅の蕾
先週から暖かくなり、数輪の花が咲いたというのですが、梅の開花はじわっと進むようで、ほとんどがこの状態。満開まではしばらくかかるようです。

こちらはクロッカス。鮮やかな黄色は、春の色。クリスマスローズも咲き始め、チューリップの芽も伸びてきました。