アスパラガスを初収穫

植えて9年目のアスパラガスが、今年も芽を出したので有難く頂戴しました。長さが28cm。アスパラの丈は、ほおっておけばどんどん成長します。問題は太さ。これは発芽以前、つまり土の中で決まっていて、地上に芽を出してから時間をかけても肥大成長はしません。草本植物の一般的な特徴です。

思い出されるのは植えた年の翌年春のこと。1株から7本も出ています。4株を植えたのですが、家庭菜園を始めたばかりで何にも知らない。3年目の秋、1株を残して、植えなおすという無謀なことをしてしまって枯らしことがありました。なぜ掘りあげたのか。それは株分けして植えなおせば、もっと増えるのではないかと考えたのです。

運よく、手をつけなかった1株がいまでも毎年芽をだしているのです。写真はこの株の4本目の芽。さすがに当時の勢いはなくなりました。後継の株を育てようということで、数年前から種を蒔いたり、小さな苗を植えたりしているのに、思ったようには行きません。今年は、9年前にそうしたように、できるだけ根の張った大きな株を買って植えてみようと思います。

現在ある株は6月頃に追肥しておけば、8月末ごろ二回目の収穫が期待できます。地下茎に栄養を蓄えさせるため4、5本の芽はそのまま成長させます。すると秋にはこんな具合になるのです。このあと枯れてしまい、翌年にまた新芽を出すというわけです。

アスパラガスの栽培だけでなく、いろいろと野菜栽培の失敗があります。家庭菜園とはいえ、野菜づくりを楽しむには基礎的な知識を身につけて行うことが大事だということです。

さてアスパラの食べ方ですが、わが家は素材の味を楽しんでいます。根元は、皮が固いのでピラーで剥き、その皮も鍋に入れて湯がく。こうした茹で方はアスパラ料理の基本のようです。

今月初めにつくばの国立科学博物館筑波実験植物園でみたアスパラガスによく似た植物を思い出しました。ピンボケしてますが、そっくりの肌をしていると思いませんか。この上の方に黄色い花を咲かせていました。

名前は、メキシコ原産の「アガベ・ビルモリニアナ」。開花するまでに長い時間がかかるため、「センチュリープランツ(100年に1度)」とも呼ばれるリュウゼツランの仲間だそうで、ここでは23年に栽培を始めて、開花は初めて。もちろん国内初。巨大な綿棒というには高さ4.4mもあって、あまりにもデカすぎます。



‐きょうの野鳥
野田清水公園シジュウカラが、交代で、ナラの古株にあいた穴から、懸命な表情で出入りしていました。こんなところで営巣するのでしょうか。

シオジ(アオジの勘違い)?