心機一転、ソラマメ栽培

これまで何年も、ソラマメを栽培してきたのに、昨年は休みました。わが家の管理人が8月後半に帯状疱疹にかかり段取りが遅れたので、苦労の多いソラマメ栽培を休むことにしたのです。しかし結果的に、今年の春はとても物足りない思いをしました。 それとここに書きましたが、田舎の友人から、「陵西一寸」の種子が届いたのです。同封された手紙には、ていねいに種子のまき方まで書かれていました。ここまで応援をもらって、やらないわけにはゆきません(左はニガウリ、右が陵西一寸の種)。引き続き、応援をお願いしますね。

無農薬栽培のなかで、ソラマメ栽培はもっとも難しい野菜のひとつだと感じます。その理由は、ソラマメに致命的な害を与えるアブラムシの存在です。無農薬のソラマメ栽培は、「アブラムシに始まり、アブラムシに終わる」といってもいいくらいです!
ソラマメ栽培の対策は、播種して越冬するまでと、越冬したソラマメの株が伸びて実をつけるまで、の二つに分かれます。播種から越冬までは、たいして難しいことはありません。直播した種子を野鳥に食べられないように不織布をかけるだけ。あとは寒さ対策です。これもそれほど神経質になる必要はありません。ただし一昨年のように株が大きくなりすぎないようにした方がいいと感じます。暖冬の予報の場合は、あまり早く植えないこと。これでいいと思います。
問題は、越冬後の対策です。冬を越したソラマメの新芽の新葉と新葉の隙間には、すでにアブラムシが潜り込んでいます。暖かくなって、ソラマメが成長を始めると、アブラムシも増殖を始めます。これをどう防ぐか。

今年は、この段階で生物性の農薬を使い、完ぺきにアブラムシを駆除し、その後に飛来するアブラムシが幼虫を産みつけるのを防ぐために、目の細かい防虫ネットでソラマメを被覆します。この手順によってアブラムシを駆除し、いわゆる無菌状態をつくれるかどうか。これが今シーズンのソラマメ栽培の勝負どころです。もちろん、どのような種類の生物性農薬を使用するか。その農薬でアブラムシが絶滅するかどうかが、結果を左右すると思います。

あと、1株から何本もひこばえが出てくるので、せいぜい2〜3本を育て、しかも株が大きく育ったら早めに頂芽を摘み取る、それと花が咲いてソラマメの莢が成長を始めたら、こちらも早めにその数を減らす。できるだけ大きな莢をつくるためです。


ということで、今年のソラマメ栽培は、開花前に農薬を使うことにします。と、張り切っていますが、結果はどうか。すでに10月31日には、種をまきました。手前がソラマメ、その奥がスナップエンドウです。野鳥の被害をさけるため、不織布をかけてあります。今月中旬には、芽が出るはずです。(ソラマメ 河内一寸22粒、陵西一寸5粒。株間30cm。畦幅50cmで2列植え。スナップエンドウ 2列 25cm間隔 1穴に3粒)
ソラマメ農家のアブラムシ対策を一度でいいから、じっくり見てみたいものです。

それから、昨日はタマネギを植えました。白玉150本、赤玉50本。これで、狭い畑は、すべて埋まり冬を迎える準備ができました。

文化の日のきょうは、江戸川の河川敷で、11時半から芋煮会。鍋に、バーベキューや焼きそばもあって、楽しいひと時でした。