ソラマメのつぶやき

福島第1原発の先行きは予断を許さない。他の方式に比べ、「もっともクリーンで安全な発電システム」とされてきた原子力発電。海岸線に立地する原発津波対策は最優先課題だった。ところが津波による直撃を受けて冷却施設が損壊し燃料棒の損傷や放射能汚染などが起き危機的な状態が続いている。先端科学や技術を駆使しているはずの人間の危機管理能力なんて、この程度だったのか。ご担当の皆さんには申し訳ないし、現場で危険と背中あわせでギリギリの努力をしている方々に感謝しながらもそう考えてしまう。

きょうは、とうとう防虫ネットをはずされてしまった。ソラマメヒゲナガアブラムシの姿がみえないのでこれ以上必要ないという判断をしたということらしい。背丈が成長したため頭がネットにつかえていたので、これでスッキリした。ようやく春が来たなという実感がわいてきた。隣の南国産のサヌキナガサヤソラマメやスナップエンドウも元気そうだ。

体が小さいのでつい見逃されがちだが、ソラマメにとってソラマメヒゲナガアブラムシは厄介な存在だった。'83年に発行された「日本原色アブラムシ図鑑」という本にも写真入りで掲載されており、「春から初夏にソラマメに多く寄生する緑色大型のきわめて普通種…。ソラマメの害虫として記録されていた。」と書かれるほどの有名な虫。知らぬは菜園tific Farmerばかりということだったが、最近は少し生態がわかるようになったらしい。
ところで、そのアブラムシが見当たらないが、どういうわけなのか。このアブラムシの寄種とされるカラスノエンドウが畑の周辺に生えている(下の写真)が、菜園tific Farmerによれば、そこにもいないようだ。これらの理由がつきとめられるには、少し時間がかかりそうだ。

不思議なのは、モザイク病のように、葉が委縮する病気の発生。Farmerは、この病気はアブラムシによって媒介されるというが、アブラムシはいないのに3株ほどに発生している。これはどういうことか。こちらも解明されるまで時間がかかりそうだ。
この病気が発生すると、株全体の成長が衰えてしまい実が育たなくなってしまう。ほかの株に伝染する恐れがあるので、残念ながら早めに根元から切り取るのが賢明ということらしい。

蜜を吸うためにミツバチが飛んでくるようになった。1週間もすれば、小さなbabyが顔を出すことだろう。問題はこれから。アブラムシがつくと、その繁殖力は凄いからね。

  • きょうの一枚 サヌキナガサヤソラマメの花


花の色は南国産の方が濃い目。いつもギラギラする太陽のもとで育ってきたせいか。にほんブログ村 花ブログ 果樹・野菜(家庭菜園)へ
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