ゴマダラカミキリとその食痕、袋田の滝

樹木、とくにミカン科の樹木の害虫として知られるゴマダラカミキリという昆虫がいます。黒い体にまだらの斑点があるので、そういう名前がつけられたのでしょう。これは2年前の7月に撮影した写真。

それから3か月過ぎた頃、生垣のセイヨウカナメモチが1本だけ紅葉しているのを見つけました。左側の木です。

木の根元を伐ってみるとカミキリムシの幼虫が見つかりました。マダラカミキリの幼虫です。3か月前に産み付けられた卵が孵化したとして、ここまで成長するものでしょうか。

きのうは、ユズの木でゴマダラカミキリを見つけました。

驚いたことに、枝をかじった痕跡が残されていました。ものの本によると、産卵管を刺して産卵するのだそうで、仮にこの枝に産卵したとすれば、そのうち幼虫が木を食べて出す木屑が出てくるかも知れません。念のために、ユズの根元を丁寧に探しても、そこには産卵の痕跡はないので、2年前のようなことはないはずです。

成虫は、まるでウルトラマンなどのドラマに出てくる怪獣みたいに恰好がいいのですが、じつはミカン科の樹木だけに限らず、バラなどの樹木に被害を与える困った害虫なのです。


ーきょうの一枚 袋田の滝
先週の21日(金)は仕事で、茨城県大子町に出かけ、一泊。翌日、憧れの袋田の滝を見てきました。前日の雨も手伝って水量がとても豊富。滝の水しぶきを浴びながら、怒涛のような音と大迫力の流れに、すっかり感動してしまいました。秋にもう一度写真撮影に挑戦したいものです。