タマネギの育て方 柚子胡椒

にありますが、タマネギを植えてから20日が過ぎました。
この間の気候は日照、気温ともにいつもの年と大差はありませんが、誤算は上旬に54.5ミリと比較的降雨が多かったこと、そしてその後もお湿りが多いこと。それでも順調な生育ぶりと言えます。

こんな天候なら蒸散抑制などと言って、タマネギの苗の穂先を15cmも切り詰める必要はなかったのかもしれないと反省するScienrific Farmerです。いつものことですが、お天道様には勝てません。
ところで毎年のようにタマネギに害を与えるカブラヤガの被害が、今年も出ました。といってもタマネギ1本、ニンニク2本と僅かなもので騒ぐほどのことはありません。
写真中央部のタマネギが根元のところからプッツリと切られています。日中は根元付近の土の中に潜んでいて夜中に活動し、しかも茎の根元を食べる習性は、あのヨトウムシにそっくりです。そして、根元付近の土を割り箸の先を使って探ると幼虫が見つかります。

それもそのはず、ヨトウムシもカブラヤガも同じヤガ科の蛾の幼虫です。昆虫は、成虫の生態や形態の特徴から名付けられている場合が多い?ですが、≪ヨトウムシ(夜盗虫)、成虫はヨトウガ、ハスモンヨトウなど≫は幼虫が夜、食害するという幼虫の生態に着目したネーミング。これは比較的少ない方かも知れません。
ヤガ科というと聞きなれない言葉ですが、これは成虫が矢じりのような形をしている蛾、矢のような蛾、ということでつけられた名前だ?と思い込んでいます。夜間に行動するという生態の特徴からは、カブラヤガもヨトウムシ(夜盗虫)と呼ばれても仕方ないところです。
こちらは、ニンニクの被害。タマネギと同じように茎の根元が食いちぎられて、葉が傾いています。

傷の場所によって、新芽の再生に致命的な打撃となる食べられ方と、ほどなく新芽が再生する場合があります。タマネギの被害は前者ですが、これは植え替えた方がいいし、ニンニクの場合は被害の位置が高いため新しい芽が出るのでこのまま放置しておいても大丈夫です。
これまでの経験では、カブラヤガは不思議なことに香り野菜、つまり香りのある野菜、たとえばシュンギクなどにも被害を与えます。ヨトウムシはハクサイやキャベツなどのアブラナ科の野菜を中心に食べ、カブラヤガは香り野菜を食べるといった具合に、仲間同士ですみわけをしているように感じますが、どうしてそういう具合になっているのか、もう少し勉強してみる必要があります。

  • 赤い柚子胡椒

香りといえば、柚子が色づいてきました。冷凍庫で眠っていた赤く色づいたトウガラシと黄色に色づいたユズとで柚子胡椒をつくりました。ユズの皮をすりおろしてミルサーで粉砕したトウガラシとすり鉢に入れ…。

良くすりつぶして、あと塩を少々加えるだけと、いたって簡単で出来上がりはこんな具合です。これを保存用のビニール袋に入れて冷凍庫で保存し必要に応じて使います。

ちなみに、こちらは青いユズの皮と青トウガラシでつくった柚子胡椒。冷凍保存してあるので1か月以上が過ぎても新鮮な青色をしており、香りもちゃんとします。



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