オオムラサキの幼虫

きのうは、久しぶりにオオムラサキの幼虫の様子を見るため深大寺の親方のところに出かけました。ここにありますが、オオムラサキは大型の蝶で、日本の国蝶に指定されています。

親方たちは数年前から山梨県内の山中にオオムラサキの幼虫の観察に出かけています。私も、一昨年昨年と2年続けて参加しました。これは昨年秋、エノキの根もとで撮ったもの。

その際、幼虫を採取してきて冷蔵庫で冬眠させておきます。もちろん、これはオオムラサキの棲息に悪影響を与えないよう、蝶の専門家のご指導を受けながら注意深く行っているのです。
幼虫の餌はエノキ。親方の畑のエノキの新葉がだいぶ成長したので幼虫をエノキに戻したというのです。
エノキの小枝には袋がいくつもかかっていました。エノキの生育に悪影響を与える害虫退治は、幼虫の餌に影響が出ないように注意して駆除するとか工夫をしているということでした。そう言えば、わが家の畑のユズやニンジンの鉢植えに防虫ネットをかけたことがあった。


袋の中では、幼虫がだいぶ成長していました。幼虫はまわりの環境にあわせて体色をかえます。上の写真のように落ち葉の上では褐色を基調とした色、エノキの葉の上では緑色をしています。いわゆる保護色です。

大きくなった幼虫を目にするのは初めて。頭に2本の角が生えていて背中には8個の突起があって、とてもかわいい形をしている。体長を計るのを忘れましたが、5,6cm?はあるでしょうか。

せっかくなので深大寺に立ち寄りました。ここは古くから湧き水があって、美味しい蕎麦を食べさせる店が多いところ。

なぜか、「ゲゲゲの鬼太郎」の復刻版などを売る店があった。聞けば作者の水木しげるさんが調布にお住まいだとか。いま放送中のNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」とのかかわりみたい。放送は見る時間がないが、“いきものがかり”が歌う主題歌は大好きです…。

水生植物園の入り口横にある、行列のできる蕎麦屋「多聞」のざる蕎麦。お腹がすいていたので、「中盛り」を頼んだら、ほかの店なら「大盛り」かも…、でした。蕎麦の香りと噛むほどに甘い味を堪能!

都会としてはどことも比較にならないくらい綺麗な水と緑に恵まれた深大寺。その環境にも時代の変化とともにさまざまな影響が出ているらしい。少し手を加えることで、オオムラサキが飛び交っていたころの武蔵野らしさを取り戻したい。そんな思いで、地元の子どもたちや親御さんたちとともにオオムラサキの幼虫の観察などに取り組んでいるようです。
今月末には羽化、放蝶の様子が見られるかも知れません。

  • きょうの一枚 ジャガイモの花

さすが長年、健康な土づくりの研究をしている親方の畑の男爵芋の花は綺麗!ネギ系の野菜の栽培に重大な支障の出たわが家の畑の土の再生。これはたいていの家庭菜園家がぶつかるテーマですが、今度はお知恵を拝借することにしました。

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