キャベツの黄色い卵

今年の春の寒暖の差の激しさは何に起因するのか。けさの新聞報道だと、「ジェット気流の蛇行が原因となり北極付近から寒気が放出されやすい大気状態が生じている。温暖化が続く一方で、冬の寒さに悩まされる年が続きそうな気配だ」ということでした。
それでも、少し暖かくなるとモンシロチョウの姿が見られました。羽化したての成虫のようです。

「ちょうちょう ちょうちょう菜の葉にとまれ 菜の葉にあ(飽)いたら桜にとまれ」。これは懐かしい唱歌の一節。
はたして「ちょうちょう」とはどの蝶のことなのか。かりにモンシロチョウだとすれば菜の葉(つまりアブラナ科)にとまれば産卵し、桜にとまれば蜜を吸う場合が多いはず。だからモンシロチョウはかわいいが、じつはアブラナ科野菜の大敵。
キャベツにいたってはモンシロチョウの幼虫の大好物。わが家の畑ではキャベツを鳥の被害から防ぐため防鳥ネットをかけてあるが、目が粗いのでチョウには効き目がないようだ。いつの間にか黄色の卵を何個も産みつけてあります。

これは、昨年秋のコマツナに産みつけられたモンシロチョウの卵。モンシロチョウがアブラナ科の野菜にとまるのを見たら、すぐにその場所を注意して捜してみて下さい。

卵は長さ0.5ミリほど。ラグビーボールを細長くしたような形をしている。接写すれば、もう少しわかりやすかったのですが…。
青虫は気持ち悪くてという家庭菜園家へのお薦めは、この卵を見つけてつぶすか、落としてしまうと効果的だということ。これで被害は防げるはずです。

モンシロチョウのためにつけ加えるとすれば、天敵のアオムシコマユバチのこと。ここにありますが、青虫はかなりの比率でこの体長5ミリほどの敵の被害にあうという。

おかげでモンシロチョウのバランスが保たれている。自然界は、じつによくできています。

−きょうの一枚 テントウムシ
指をかむテントウムシ。アブラムシと間違えているのか。そう言えばソラマメの芽をかいたあとなのでソラマメ、つまりアブラムシに似た匂いがするのかも知れないなどと…。




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