ソラマメのアブラムシの生態

昨年までは写真のような状態のソラマメを見ると、霜で傷んでしまうのではないかと心配したものです。しかし、ソラマメにかなりの耐寒性があることがわかってきたので、今年はそれほど心配していません。

それよりもアブラムシには驚かされます。すでにこの季節のソラマメにはアブラムシが棲んでいて、シャーベット状の霜に閉じこめられても平気。
日射しをうけて霜が融けると、アブラムシたちは何ごともなかったかのようにソラマメの上を歩き回る。しかもよく観察すると2種類のアブラムシがいました。

体の形はソラマメアブラムシに似ていますが、体が黒いマメアブラムシ。

こちらは体が緑色をしたソラマメヒゲナガアブラムシ。葉の隙間に体が潜り込んでいるので、少しわかりにくいかも知れません。

これは昨年の今頃写したソラマメヒゲナガアブラムシ。いま見ても、よく撮れたな、と感じます。

羽が生えているが、このお腹をかかえてうまく空を飛べるのか。

無農薬でのソラマメづくりをこころざすFarmerとしては寒さを味方にしたい。しかしアブラムシはこの程度の霜や寒さでは体が凍結しないようにできていて死滅することはない。だから、寒いからアブラムシはいないだろうと勘違いして防虫ネットをかけるようなことをすれば、むしろアブラムシの増殖を助けることになってしまう。これが昨年までの失敗の原因です。
アブラムシの数が一番少ないこの季節に、ちょっとした工夫で完全無菌状態をつくって防虫ネットをかけることができればアブラムシ対策はうまく行くと感じるのです。これができるかどうかが、今年のソラマメ栽培の重要なポイントです。

−きょうの一枚  光のコラージュ 
星の写真の合間にいたずらしてみました。


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