今年一番の冷え込み

この週末は今年一番の冷え込みだったとか。昼前に畑に出かけてみたら日陰の土は凍っていたが、野菜はそんな寒さをものともせず元気に育っていた。手前はルッコラやワサビナ、奥の列はルッコラの中で育つソラマメ。とにかく今年はソラマメの成長が早い。
ただマメアブラムシのついたものが1株、そして葉に霜やけ症状の出たものが1株見つかりました。

まずアブラムシから。写真の中央部の黒いのがマメアブラムシで体長はせいぜい1ミリほど。この季節は体が緑色のソラマメヒゲナガアブラムシが発生し、翌年の初夏になってソラマメの莢(さや)が大きくなり始める頃にマメアブラムシが発生するというのがこれまでのパターン。今シーズンはマメアブラムシの発生が早いが、どういうことでしょうか。

おまけに、この株にはアブラムシの発生に伴い生じる葉の黄変や萎凋症状がみられた。寄生している頂芽を摘み取ればアブラムシの駆除はできるが、この株の病状はなおらないような気がする。病気が広がらないうちに(病気の株に発生したアブラムシが他の株に病気をうつす前に)取り除くのが賢明かも知れません。

霜焼けはこんな具合です。いまここまで霜焼けしているので、おそらく真冬の寒さには耐えられないかも知れない。20株あるソラマメは1枚目の写真でみるとおりほぼ同じ環境で育っている。霜やけしたということは、この株は耐寒性を高める働き(体内の糖分の濃度を高めるなど)が弱いのかも知れません。

こちらの春キャベツも元気いっぱい。2年目にして春キャベツ栽培はすっかり自信ができてきました。でも八百屋さんで買えば1個100円未満で買えるのに…。何を好んで家庭菜園なのでしょうか。本人が楽しんでいるからいいのですが。

今年を振り返ると未曾有の出来事や想定外の事故の発生で大変な一年だったし、被災地ではまだまだ大変なご苦労が続いています。
いざという時は野菜づくりの知識や技術が少しは役にたつかも知れないが、そんな日の来ないことを祈りたいもの!これも年の暮れのせいでしょうか、普段はあまり感じないのに…。

  • きょうの一枚 杉材でつくった木製品

先週、仕事で大分県・日田市に出かけました。日田は古くより林業が栄えたところ。市内の特産センターで見かけた作品です。これはごみ箱。ごみを入れるのが勿体ないと感じるのですが…。

学童用の椅子と机。金属製に比べて木の肌触りがとても柔らかい。