ソラマメヒゲナガアブラムシ

12月にしては成長の早いソラマメですが、初霜の被害は何とか乗り越えたものの、大敵のアブラムシがすでに発生しています。アブラムシは、図鑑に掲載されているものだけでも240種類いるとされていますが、この畑にも7,8種類はいます。その中で自信をもって名前を言えるのは、このソラマメヒゲナガアブラムシだけ。
3月下旬頃から夏にかけて大発生しますが、この季節に見つけたのは今年が初めて。春から夏に繁殖するものはこんなです。それと比べて今回のものはお腹が大きくふくらんでいて、緑の体の両脇に黒い斑点があるのが特徴。色も形も鮮やかで、いかにも冬型という感じです。

よく観察すると、羽のある有翅固体と呼ばれる体長5ミリほどのもののほかに、羽のない小型のもいます。左側のアブラムシのお尻のところに小さい幼虫が1匹います。
たぶん、これらの虫は冬の寒さにも耐えて成虫で越冬するのかも知れません。となると、来年アブラムシ対策の秘策として考えていた、ある方法の有効性が心配になりました。虫との知恵比べは当分続きそうです。

こうして二年間悩まされ続けたソラマメのアブラムシ対策ですが、二年後の2010年に入って、だいぶ成果が出てきました。ちらをご覧下さい。

  • きょうの一枚  食事中のアブラムシ

アブラムシは、植物の茎や葉に口吻(こうふん)と呼ばれる先のとがった口を葉に刺して汁を吸う。その際、モザイク病のウイルスを伝搬します。じつはすでに畑には黄変・萎縮の症状があらわれたソラマメの株がひとつあります。ソラマメの無農薬栽培が難しい理由はここらにあります。

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