小さな発見

スクスクと伸びた高さ80cmほどのソラマメ。元気そうに、たくさんの花をつけている。どうすればソラマメがこんなに育つのか?義母の家庭菜園のソラマメを見ながら、いろいろと疑問が湧いてきました。農薬は一切、かけていないという。

アブラムシはいないのか。注意深く観察すると緑色のプックリとしたアブラムシが見つかりました。スマホで撮ったのでわかりにくいが、小さな幼虫もたくさんいました。わが家の畑のソラマメヒゲナガアブラムシと似ているが、ヒゲが短い。マメアブラムシだと体色が黒いはず。図鑑を調べると、ソラマメに棲息し体色が緑色で、ヒゲが短いのは「ニワトコフクレアブラムシ」が出ていた。

空港に迎えにきてくれた妹の畑のソラマメは、「サヌキナガサヤソラマメ」という小粒種。こちらも無農薬だというが、母の家庭菜園と同様で、病気のかけらもない。わが家のソラマメは、大粒種の「陵西一寸」で、母のソラマメもほぼ、これに近い品種。
鹿児島では、小粒種も大粒種も無農薬栽培で、一切病気が出ていない。アブラムシは埼玉のものとは種類が違うが、写真のようなものがいる。ということは、鹿児島のソラマメは、ウイルス性の病気を持たないということなのか。
埼玉のわが家のソラマメには、今週もマメアブラムシが大量に見つかり、すでにモザイク病の特徴である委縮症状が出ていた。

産地の違いによって、発生する病気や昆虫が違うことは当然のことだとしても、田舎のソラマメを見て色んな発見があり、また疑問も湧いてきた。
わが家のソラマメは、成長してネットに頭がつかえていたので今週、そのネットをはずした。

結果的に、アブラムシが媒介する病気によって、ソラマメが駄目になるとすれば、ここらではソラマメの無農薬栽培は難しい、ということかも知れませんね。



  • きょうの一枚 柿の若葉

畑の樹木では、もっとも新芽の発芽が遅いフユウガキ。ようやく淡い緑色の若葉が出てきました。