桜がほぼ満開

ようやく団地のソメイヨシノが満開になりました。左側の白い花がオオシマザクラで、道路を挟んで右列のピンクの花がソメイヨシノ。いつもだとオオシマザクラは、ソメイヨシノが咲いてから4,5日遅れて咲くのに、今年はオオシマザクラが先に咲きました。これまでこんなことは初めて。ふたつの桜の開花時期を逆転させた要因は何なのかよくわかりませんが、こうした微妙な変化が積み重なって、夏の天候が大荒れになったりしないことを期待したいものです。

ソメイヨシノは、江戸時代にエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で作り出された園芸種とされています。たしか遺伝子分析で、最近そのことが証明されたというニュースがありました。明治の頃から、全国に植栽されてきたわけですが、苗木はすべて接ぎ木などでつくられた、いわゆる「クローン苗」。この桜が最近、各地で枯れるものが出てきたと聞きます。原因について、人為的に作り出された品種のため寿命は60年から70年程度と短いとする説がある一方で、植栽条件の悪いところにやみくもに植えられたことから、てんぐ巣病や木材腐朽菌の被害にあいやすいとする意見があったりして物議を醸しています。後者の意見を主張する方々は、弘前城に植えられたソメイヨシノはすでに100年を経過しているのに毎年、元気に花を咲かせているが、それはきちんと管理しているからだというのです。本当のところはどうなのでしょうか。ソメイヨシノに聞いても…答えてはくれない。

もちろん、オオシマザクラは知らなさそう。

誰が数えたのか、この一帯には450本ほどの桜があるというのですが、毎年のことながら見事な花のトンネルができています!

きのうは隣の公園で、いくつものグループが花見を開いていました。かくいう私も、牛久市内の桜の名所でОB会。それを終えて帰宅後、隣の公園で開かれていた地元の仲間の花見に参加。そう、「花見の梯子」でした。

さて、本日は生姜の植え付けの準備。昨年、知り合いに頂いた新鮮な生姜でつくった桜色の甘酢漬けの味わいが楽しみで、初めて植えることにしたのです。先週買い込んだ種生姜を切り分けました。切り口を乾燥させてから植えた方がいいらしい。芽が出るまでにひと月ほどかかるというから待遠しい。

青葉高著の「野菜の日本史」によれば、奈良時代に書かれた「日本書紀」には、「菜」として、カブ、ダイコンとともに生姜が栽培されていた記録があるというから驚きです。インドあたりの原産だとされる生姜が、そんなに早く渡来していたとは!

野菜の日本史 (青葉高著作選)

野菜の日本史 (青葉高著作選)