野鳥も安全な餌が好き

昨年12月末のことです。野鳥たちにとり隣の畑のキューイの実はちょうど食べ頃。ヒヨドリツグミが飛んできて、さかんに食べていました。

人影に反応して、安全な枝にとまり様子を見るヒヨドリ。身を守る鳥の本能がそうさせるのか、なかなかナイスショットを撮らせてくれません。

こちらはモズ。肉食性の鳥なのでキューイを食べに来たとは思えない。何しにここへ…?(Tpongさんに教えて頂きましたが、この鳥はジョウビタキでした)

ジョウビタキは、畑の土を掘り返したりしているとどこからともなく飛んできます。きっと土の匂いで、餌の存在を察知するのかも知れません。写真は08年2月23日に撮影したジョウビタキです。

キューイがあるのに、隣の畑のブロッコリーにとまるヒヨドリもいました。もう下見ですか、気が早いな。

そして年明け。ここにあったはずのコマツナの姿が見えない。どうも畑の野菜が標的になり始めたようです。

霜と野鳥から守るため、外葉を立ち上げて縛っておいたハクサイも、頂上部からつつかれ始めました。あれもこれも、食べるのではなく、的を絞って貰った方がこちらは助かるのですが…。たぶん人の心鳥知らず!だけど鳥にも相当の主張があるかも。

ちなみに野鳥のために実のなる木を植えてみたらどうか。たぶんその実を食べにきた鳥は、畑の野菜の所在に気づき、実がなくなれば野菜を食べる。そんなパターンが想定されます。安全で美味い食べ物を探す、これは野鳥も人間も同じです!どうしても食べられたくない野菜は、防鳥ネットで守るしかないのです。

夕方、わが街で一番の高台に行ってみました。古くから江戸川の氾濫原であったこの街は見渡す限りの平坦地で、わが街の最高峰は、せいぜい標高15m前後の江戸川堤防。もちろん地続きということで(笑)。この堤防で時々、富士山の裾に沈む夕日を見ます。
写真は都心に電力を送る高圧線。高い山がないので都内のビルが見えます。少しカメラを左にふれば、スカイツリーがある方向です。

北の方には、雪をまとった男体山。平坦地なので、筑波山雲取山などの秩父連山、日光白根などの日光連山などが眺め放題。さて、肝心の夕日は…。

富士を赤く染めて沈む夕日です。野鳥たちも巣に帰る頃?


カマキリの卵鞘の数が多い。だからといって今年のカマキリの数が多くなるとは限らない。発生期の天候次第で幸運に恵まれるかどうかで決まります。