どうなるソラマメ

穏やかな天気に誘われて、久しぶりに畑に行ってみました。まず目についたのは、隣の畑のモミジの木にとまるヒヨドリ

カメラでのぞくと枝の切り口付近をつついている。2週間ほど前に切られた枝の切り口に餌でもあるのか。そう思わせるしぐさでした。

人影に気づいてヒヨドリがいなくなったので、カエデの木を観察できました。すると虫の気配はない。一方で切られた枝の切り口が、しみ出た樹液で光っているではありませんか。

一番大きな枝の切り口からも樹液がしみ出していて、それが20秒に1回くらいのテンポで水滴になって落ちていました。水滴にカメラを向けたら、まるで水あめか何か、粘り気のある液体が糸を引いて落ちるような瞬間が撮れました。

つまりヒヨドリは、枝から枝へ移動しながら、しみ出してくる樹液を飲んでいたのどす。落ちてくる樹液を手で受けとめてなめてみたら、ほのかに甘かった。そういえばモミジの仲間にトウカエデという木がありますが、その樹液からつくられるのがメープルシロップヒヨドリが、メープルシロップのことを知っているとは思えませんが、甘い樹液の存在に気付いているわけです。
思わず、「お前はえらいな!」とヒヨドリに対するほめ言葉を口にした自称“Scientific farmer”ですが、よく考えてみればこのモミジの木もえらい。残り1週間で今月も終わります。すでにこの木は春に備えて地中から吸い上げた水を梢の先端まで送り始めているのです。それが切られた枝の切り口から、滴り始めたわけです。こうしてみると自然の営みは凄いなと感じた次第です。
さてさて昨年、植えたソラマメ。順調に育ちすぎて、こんな状態になっています。ヒヨドリやモミジほどの知恵はあるか!

こんなに成長したのは初めてなら、ここまで風の影響で悲惨な状態になったのも初めてのこと。過去気象のデータをみると、暮れの12月から最大瞬間風速15m以上の風が数回吹いています。

頭でっかちになったエダマメの枝が、強い風に吹かれて、ポッキリと折れている。


とりあえず折れた枝を切ってしまい、新芽を出しているヒコバエが成長するのを待つことにしたのですが、切り取った枝はこんなにありました。




  • きょうの一枚 タマネギ

一見したところ、まったく成長していないように見えるタマネギですが、地中では根を伸ばして球根を太らせ春に備えているのかも知れません。