春キャベツ栽培のポイント

ひとつ間違えば無残な結果に終わるキャベツ栽培。難しそうだから…と手をつけないできたのに、二年目にして無農薬でここまで育ったので、つい自慢したくなりました。ハクサイの無農薬栽培の苦労に比べれば、春キャベツは意外と簡単!
問題はモンシロチョウですが、チョウがいくら産卵しても芯がまいたあとなら、こちらの勝ち。キャベツの芯は防護壁の働きをするので、アオムシは、せいぜい外葉を食べるだけなのです。


ただし、下の写真のように芯がまいていないと、内側の新芽に卵が産みつけられます。こうした株は早めに抜いてしまうに限ります。それがいやなら、チョウが活動を始める前に防虫ネットをかけて野菜に産卵しないようにすること。
どうして、育ちの悪い株があるのか。それは秋に苗ができすぎたので、全部を育てようとしてせまい場所に密植してしまったせいです。結果的に個体差が出て育ち遅れた株ができました。苗がたくさんできても、苗と苗の間隔をきちんととって植えること、そしてそれぞれを大きく育てることが大切だと実感しました。

ということで春キャベツ栽培のポイントは、秋植のキャベツをできるだけ早く育てて越冬させ、モンシロチョウが飛び回る前に芯をまかせること。と、いたって簡単なのです。
と、ノー天気なことを書いていますが、秋の気温が高くてモンシロチョウが苗に産卵する場合は、防虫ネットをかけなければなりません。
昨年10月末の植え付け後はそうした心配がなかったし、野菜の大敵であるヨトウムシが夏の猛暑のせいで、少なかったことも幸いしました。仮にヨトウムシの被害が出るようだと、こまめに捕殺するに限ります。

あと、1〜2月の野鳥対策。この季節は餌が少ないので、野鳥は安全な餌を求めて行動します。畑で育つハクサイやキャベツはうってつけの餌なのでしょうか。わが家の畑は外敵がいないので恰好の餌場となるみたいです。この季節の防鳥ネットはかかせません。
でも、以上のことは狭い家庭菜園だからできること。栽培の規模が大きいとどうなるんでしょう。群馬県の嬬恋などで高原キャベツの栽培が大規模に行われるのは害虫が少ないせいではないか、と思いますが…。
↓ランキングアップのため、1日1クリック、よろしくお願いします。
にほんブログ村 花ブログ 果樹・野菜(家庭菜園)へ
にほんブログ村

ここにありますが、二年がかりで青いスィートピーの完成です。昨年ベランダで栽培したスイートピーは、赤系の色が多かった。今年はそれらの株からとれた種を、再びベランダ(プランター)と畑にまいてみたところ、ようやく畑で青い大きな花が咲き始めたのです(左上、右上)。これが、スィートピーの青色ではないかと思います。これに対して左下、右下は、ベランダで咲いているスイートピー、花色は紫、赤、ピンクとばらついています。

花の色素は、オレンジ、黄色、赤などの色素群のもとになるカロチン類、薄い黄色から濃い黄色の色素群のもとになるフラボン類、赤、青、紫、ピンク、オレンジまで幅の広い色素群のもとになるアントシアン類にわけられるそうです。アントシアン類は、溶液の酸性度で色が変化し、酸性では赤、中性で紫、アルカリ性では青を示すといわれています。
ということは、プランターの土は酸性から中性で、畑の土はアルカリ性が強いことになります。どちらが好きか?カラフルな色を出す酸性に賛成!という感じです。