アシナガバチの狩り

モンシロチョウが盛んに飛び回ってケールに産卵しています。おかげで無防備のケールは穴だらけ。
ケールが新葉をどんどん伸ばしていたころは、それほどの被害がなかったのに、生育が衰えてきたら被害が増えてきたような気がします。あくまでも感想ですが、ケールの抵抗力が衰えてきたのかも知れない。

しかし、肝心のアオムシの姿は見えない。しかもケールの傷跡は古くて最近のものではないような…。
これはどういうことか、と眺めていたらその理由がわかりました。アシナガバチの働き蜂がアオムシを餌にしていたのです。アシナガバチは餌になる幼虫をとらえ柔らかい肉だけを団子にして巣に持ちかえり、蜂の幼虫に与えることが知られています。

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いま畑にあるアブラナ科の野菜はケールだけ。どうやらケールはアシナガバチの狩り場になっているようで、大きさ、模様の違う2種類の蜂が執拗にパトロールをしていました。蜂の間にいる赤い昆虫はカメムシの仲間のナガメです。

アシナガバチが次々に飛んでくるので、付近を探したら、ケールのすぐ近くのイヌマキの下枝に巣が見つかりました。大人のこぶしよりはるかに大きく、成虫が15頭ほどいて、巣穴には幼虫の姿も見えます。ここをクリックで拡大。この蜂は人間が驚かせたりすることがなければ、刺したりすることはないようですので、びっくりさせないよう注意して見守ることにしました。

家庭菜園に生垣をつくる意味。それは野菜につく昆虫と生垣などの樹木で暮らす昆虫の共生、天敵、協同の関係ができることことで野菜の害虫が一方的に増えることを防げないものか、という問題意識もありましたが、どうやらこの季節のアシナガバチは益虫として働き、ケールのアオムシを退治してくれているようです。
願わくば、5月ごろ発生してキャベツをアオムシの被害から守ってもらえると最高なのですが、アシナガバチの繁殖期が真夏のため、人間の思惑どおりにことは運ばないもののようです。

  • エダマメの収穫

第1陣のエダマメを収穫しました。20株ほどのささやかなものでしたが、ビールのつまみ程度にはなりそう。