ローゼルとフェンネル

家庭菜園の醍醐味は少量多品種栽培。ブログを通じて知り合いになった方から珍しい野菜や植物の種子をいただいたりして野菜などの種類が増えてゆくというのも楽しみのひとつです。最近では、miyotyaさんからローゼルの種を頂きました。ローゼルといっても耳慣れない植物かもしれませんが、アオイ科フヨウ属の植物で、日本では一年生の低木になるようです。花や果実(正確には肥大した萼と苞)を生で食べたり、ハーブティー、「ハイビスカス・ティー」や、リンゴジャムとブレンドして使えるようです。
初めての植物なので、ベランダで発芽させ畑に移植する予定です。丈は2mにもなり、オクラのような花を咲かせるというので楽しみです。

我が家特産の常緑ヤマボウシのジャムに入れたら、どんな味になるかな、密かに楽しみにしています。ところが、今年はそちらが凶作。花芽の数がわずかで、ジャムをつくるほどの実がなるか心配な状態です。

こちらはフェンネル。セリ科の植物で、我が家では2年目を迎えました。特有の香りがあって、魚料理の匂いを消すのに用いたりするようですが、秋にはキアゲハが産卵したり、ニンジンの花より大型の花を咲かせ、しまいには、口に入れると独特の香りがして甘い味のする朝顔の種ほどの種子がたくさんなって、とても楽しめる野菜です。どうも本来の利用方法がわかっていないのではないか、という気もしますが。

それから、いつもソウルホットという名のキムチ用唐辛子を植えているのですが、今年はそれがないというので、同じ仲間の唐辛子を植えました。今年も青い実を味噌と炒めて唐辛子味噌をつくったり、赤くなった実で柚子胡椒やコチジャンをつくろうと成長を楽しみにしています。一時期の激辛は卒業して、だいぶ美味しいのがつくれるようになりました。
唐辛子は収穫の期間が長いので、秋の白菜などの植え付けの邪魔にならない場所に植えておくと安心です。

とにかく、最近園芸店で売られている苗の種類の多さにはびっくり。家庭菜園ブームのなせるわざということでしょうか。



‐きょうの一枚  
左手前のジャガイモ、その奥のスナップエンドウがぐんぐん成長しています。右手奥は玉ねぎ、その手前が夏野菜。いま育っている野菜の種類は、30種以上あるようです。
一番手前の青い植物はスイートピー。しばらくするといろんな野菜が成長して畑は見違えるようになります。