アンネフランクの木
ゆうべのニュースには驚きました。アンネフランクの木が風で地上1mのところで折れてしまったというのです。樹勢が衰えた樹木に、木材腐朽菌と呼ばれるキノコが寄生し幹の腐れが進行したため専門家の調査をもとに伐採すべしとの判断が出され、アムステルダム市当局は伐採を許可したのですが、世界から反対意見が寄せられ、伐採を見合わせ支柱などで補強し経過を観察していたのです。
昨年10月にオランダ、ベルギー旅行にでかけたのですが、その目的のひとつが The Anne Frank tree と呼ばれるセイヨウトチノキ(マロニエの木)を見ること。ここの後段にありますが、アムステルダムに着いた翌日、アンネフランク館を訪れました。写真がかなり斜めになってしまったが、長旅のせいか…。
そして幸運にも、その中庭にあるマロニエの木の写真を撮ることができました。前景に写っている緑の葉はブナ。その奥に見える支柱を添えられた左側の樹木がマロニエです。いまとなればこの写真はとても大切なものになりましたが、悲惨な歴史の生き証人ともいうべき大事な財産を失ったことは残念です。でも、建物や人に被害があったという報道がないのは不幸中の幸いというべきか。
最近のブログの更新は週1回程度でしたが、オオミズアオの誕生や産卵、そして今回の出来事と事件続きのため回数が増えてしまいました。
今年3月に風で倒れてしまったイチョウ。ここに書きましたが、その後写真の根株から、新芽が出たというニュースがありました。
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