5日で91個を産卵

24日の朝、18個だった卵の数は、その後増え続けました。産卵の場所は、おもにヤマボウシの枯れ葉の上。飼育箱の中を動きまわったせいか傷ついてしまい、オオミズアオの羽はボロボロです。

今朝、飼育箱を見るとオオミズアオは絶命していた。22日に羽化して餌も食べず、ひたすら卵を産み続けるだけの7日の命。羽化したばかりの時はふっくらしていたのに、オオミズアオのお腹は痩せ細っていました。注意深く卵の数を数えてみると91個も。
1頭の幼虫が蛹、成虫と姿を変え、再びたくさんの卵から幼虫が誕生するという連鎖を通して命をつないで行く。まだ幼虫が孵化したわけではありませんが、そうした一連の循環を考えると、命の本質は何なのか、死とはどういうことか、そして生とはどういうこと?と考えてしまいます。
人間の場合、有形の体や遺伝子のほかに心や精神、考えがあって、後者は死後も文字などの形で残すことができる。短い時間で生と死を繰り返す昆虫を見ていると生々流転の不思議を感じずにはおれません。と、何だか難しい世界に心を奪われてしまう菜園tific Farmer です。

ところで、オオミズアオのメスはフェロモンを出してオスを呼び寄せるものらしい。そう言えばオオミズアオの成虫が誕生直後に飼育箱の中に、薄茶色の粘液が2箇所に垂れていた(一枚目の写真に1箇所写っています)。それがフェロモンなのかどうかはわからないが、数キロにも効果が及ぶというにもかかわらずオスは飛んできてくれなかった。観察のためとは言え、飼育箱という人工環境の中で自然の摂理に反するやり方をしたのがまずかったかも知れないと反省しています。でも、今回の経験はこれからに生かされるでしょう。ここにありますが、今年もこういう状態が出ないとは限りませんから。

これからの問題は、産み付けられた卵が孵化するかどうか。良くみるとドーナツのように表面が凹んだものもある。受精していないということ、それに乾燥と暑さがありますから。

  • きょうの一枚  夏のベランダ

ベランダの鉢植えの赤芽のイヌマキや紅白梅、トキワマンサク、赤芽のイヌマキ、背が高くて写真に写っていないアボカド、オガタマノキの仲間など。

元気いっぱいのバジル。

毎朝、大きな花を咲かせる琉球朝顔。これらは、猛暑のため一日たりとも水やりが欠かせません。


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