タマネギの植え方

家庭菜園について得意げにあれこれ書いている自称Scientific Farmerですが、それでも知らないことが多いのです。最近もタマネギの植え方を勉強しました。まず一昨年の植えつけ直後の写真から見て下さい。水をやったのですが、植えつけしてから1週間以上は苗がヘタっていました。

植物は植えつけして根が活着するまでは水を吸収できない。一方、植物の葉は水を蒸散(放出)する。すると、どういうことが起きるのか、その答えは簡単です。植物は萎(しお)れてしまうというのが正解。水を吸収しないで放出するだけになるので体内の水のバランスが壊れてしまうのです。
これを防ぐために、どうするか。これが今年、勉強したことです。といっても極めて簡単なことで、植えつけするタマネギの葉をカットして短くしてしまうだけ。まるで「コロンブスの卵」みたいた話です。しかし、このことで葉からの蒸散がかなり少なくなり、根からの水の吸収が不足しても苗は萎れない。これが、その写真。植えつけの日からしばらく秋晴れが続いたのに苗が萎れていない点に注目です。

苗が萎れると、どういうマイナスがあるか。それは根が活着して水が吸収され、葉が元気に光合成をはじめるまでに時間がかかってロスが生じてしまうこと。しかし、葉をカットすることのマイナスとどちらが大きいか、よく考えてみる必要がありそうです。

ここに、2009年11月7日の記事が、またこちらに今年(2010年11月6日)の記事がありますので、そちらもご覧下さい。


  • きょうの一枚 タマネギを見回るカマキリ

セイヨウカナメモチに卵を産みつけていたカマキリがタマネギの畑に降りていました。餌でも捜しているのでしょうか。

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