開田高原から見る御岳山

宿は、浦島太郎伝説などで知られる名勝「寝覚めの床」の近く。きのうの朝のことですが、窓を開けると眼下に木曽川が流れていて、激流で岩石が浸食されてできた花崗岩の岩場が広がっていました。写真には写っていませんが、右手の目の高さのところにある多勢屋(たせや)という立場茶屋の横を降りると臨川寺があって、そこの庭から見るのが木曽路一の眺めだとされています。右奥に見えるのは上松の市街地。街道の往来が賑やかな頃は、上松が人口、旅籠の数ともに木曽路11宿の中では一番多かったようです。木曽桧などの木材の集散地として賑わい御岳山頂への登山口があったりしたせいかも知れません。

宿の対岸の斜面にはいく筋もの急角度の稜線がありました。そこらに広がる針葉樹の緑や点々と見える紅葉が秋霞の中に浮かんで見えて、なかなかの絶景!

上松で午前の用事をすませ帰路につきました。上松のお土産は、下島木工の桧のまな板。それに頂き物のブドウなど。

まっすぐ帰るには早すぎるので木曽福島から開田高原に向かうことにしました。予報では晴れの予定だったのに、じっさいは薄曇り。かえってギラギラせず快適なドライブになりました。
よく整備された国道をしばらく走り、曲がりくねった勾配の急な坂道を越えると進行方向左手に御岳が見えました。久蔵峠です。山と紅葉が綺麗で絵はがきのようでした。10年近く前のことになりますが、御岳には日和田高原からと、小坂町からとの2回登りました。どちらも思い出に残る登山であり、稜線を見ると色々と当時のことを懐かしく思い出します。上松側からの登山はまだなので、一度挑戦しなければ…。

このあと、高山方面に少し行ったところで見つけた野菜の即売所。お婆ちゃんが藁で大根の土を落としているのを見て野菜を買いたくなりました。そこで名物の赤蕪と高原キャベツを買いました。あわせて450円。

即売所の裏は野菜畑。お婆ちゃんは野菜代金を受け取ると、すぐに畑に行って大根を抜きはじめました。もう朝夕の気温はかなり下がるはずなのに野菜はとても元気です。土づくりなどがしっかりしているのでしょう。

もう少し行けば懐かしい高根村ですが、帰りの時間のことが気がかりになったのでここから引き返すことにしました。19号線に出て途中の「道の駅」でキノコや白ワインをお土産に追加して、五平餅とキノコ汁が昼食がわり。都内の渋滞も心配したほどではなく無事に夕方帰宅しました。
上松の皆さんには色々と親切にして頂き有難うございました。次回は仕事抜きで御嶽神社経由での登山に挑戦したい。また、お伺いしたいと思います。

久蔵峠で見かけたアジサイガクアジサイのようにも見えますが、紅葉の中でドライフラワーのような輝きを見せていました。


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