立ちあがるソラマメ

最近このブログは、週一の更新で精一杯です。もちろん農事記録なので農作業が端境期にある時期は書くことが少ないということはありますが、それ以上に年度末を迎え慌ただしい…などと書くといかにも、もっともらしいいのですが。事実、先週は昨年に続き宇治市黄檗にある大学のキャンパスで、大学の皆さんにお世話になりながら…三日間滞在しました。超多忙とでもいうのか、忙しさでは比較にならない日々をお過ごしの皆様にすっかりお世話になり、そしてご迷惑をおかけしながら、おかげ様で何とか予定の段取りを終えることができました。誠に有難うございました、とこんなところに書いても…。
それに今回は、いい思い出ができました。たとえばこの一枚です。仕事の合間に闇にまぎれて撮った写真ですが、初めて感じた宇治川の水の多さ。

そして早朝に渡った宇治川にかかる橋。宿から宇治上神社を訪ねるにはこの宇治橋を渡るのです。二年目にして、ようやく渡ることができました。橋を渡ると宇治神社、そしてその奥には現存最古とされる平安時代後期の木造の本殿、世界遺産に指定されている宇治上神社があります。

そして対岸から宇治川上流を撮ったこの一枚。橋の上で行きずりのご婦人に教えて頂いた仏徳山という名のなだらかな山が右手にあります。なんという穏やかな、そして厳かな眺めでしょうか。歴史上に数々の記録を残す宇治川の流れは、写真がいまいちですが、本人にとってはとても心に残る眺めでした。

などと宇治の思い出に浸っておりますが、じつは昨日は、もうひとつイベントがありました。きっかけは、先週いただいた園芸関係の雑誌社からの一本の電話です。今度は手作りの堆肥を取材させて欲しいというのです。
一昨年集めた落ち葉もかなり腐って、いい状態になっていたので、そろそろ米ぬかなどを混ぜて堆肥づくりに取り掛からなければとは考えていたのですが、まさかそれが昨日の作業になるとは。それでも午後からお見えになるというので急きょ材料を集めて…。お隣のSさんに貴重な米ぬかを頂いたりして、無事に終わりました。米ぬかを急ぐわけは話さなかったのですが、本当に有難うございました。
1週間ぶりの畑は、最近の雨ですっかり元気を取り戻した野菜が多く、それを見るだけでいい気分転換になるのですが、なかでも一番うれしかったのはこのソラマメの姿でした。

昨年11月ごろはこれまでにないくらい大きくなって、大きくなり過ぎたソラマメです。この冬を越せるかどうか気にはなったのですが、案の定強い風に吹かれてすっかり傷んでしまい、そして先週書いた強い寒気で霜焼け状態になって、どこに株があるのかわからないほど、ルッコラに埋まりかけていたのですが、昨日見たらその悲惨な状態から立ち直りつつあったのです。寒気に打たれて葉が黒くなっていますが、そのうちそんなことを忘れるほどの成長を見せてくれるでしょう。ソラマメは見かけ以上に強い!なのに思わず頑張れ!と心の中で声をかけていました。

ということで、今週も慌ただしい1週間になりそうですが、このソラマメに負けないようにしたいものです。本当にお忙しいなか、お世話になり有難うございました!

  • きょうの一枚 蕗の薹

畑の隅で蕗の薹が芽を出していました。これを見てそろそろジャガイモを植えなければと(*^_^*)は張り切っています。