ドロバチの狩り
昨日のことです。畑に行ったらアシナガバチに似たハチがムクゲの枝先でムシと格闘していました。尻から針が出ているのか、さかんに幼虫に押し当てたり鋭い牙でかみついたりしています。
以前にトックリバチの巣の写真をとりました。ここにありますが、今回のハはもその仲間でエントツドロバチというのだそうです。竹の中などに泥でつくった巣の入り口が煙突に似ているといることから、こうした名前がつけられたようです。
素人目には同じ肉食性のアシナガバチと似ていても体や顔が異なり、アシナガバチが餌を肉団子にして運ぶのに対して、ドロバチの仲間は麻酔をかけて幼虫の姿のまま巣に運ぶところなどが違うようです。たしかに見ているうちに、ぐったりとした幼虫をかかえてどこかへ飛び立ってゆきました。
雨が多くて餌探しも大変かもしれませんが、巣の中でお腹をすかしている子供たちのために狩りをしていたのでしょうか。晴れ間をぬって、ほんのつかの間の出来事でした。
どこの世界でも母親は子育てに懸命です。
きょうの一枚 ムクゲの花
畑で咲いているムクゲの花です。8月も終わり、そろそろ選手交代かも…。
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