オオハンゴンソウ

 最近、畑から20mほど離れた水路の土手に鮮やかな黄色い花を咲かす、植物の小さな群落があるのに気がつきました。近づいてみるとオオハンゴンソウでした。
もともとはアメリカが原産地で、明治時代に園芸用として移入されたものが野生化したということのようです。繁殖力が強くて、しかも根から他の植物の生長を抑制する物質を分泌したりするので、日本の大切な生態系に悪影響を及ぼす恐れのある「特定外来生物」に指定されています。
現場はヨシやススキ、セイダカアワダチソウなどが茂る草地で、そのまわりは田圃ですから、それ以上広がる心配はないのではと甘い考えでいたら、とんでもないことがわかりました。水路は農業用水ですから、種子が水の流れにのって移動するらしいのです。さぁ〜大変だ。