最強台風の上陸予想で風対策

今年の台風10号は、久しぶりにみる迷走台風です。関東北部への上陸が予想されており、仮に上陸すると過去に例をみない強さだとか。

畑は、秋野菜の植え付けに備えて夏野菜はすっかり片づけてしまったのですが、問題は樹木。頭でっかちで、根の浅いオリーブ2本が心配なので、伸びきった枝の剪定を行い太めの杭をたてて補強することにしました。ビバホームで買ったのは、長さ150ミリ、太さ50ミリの角杭。腐りにくいように表面を焼いてあって、しかも背割り入り。1本615円也×2本を購入。4年目を迎えた、せっかくのオリーブが台無しになることを考えると、この出費もやむをえないか…。

朝のテレビでオリーブの剪定をやっていたのでそれを参考にして剪定。普段から枝ぶりがよくなるようにやっとくべきでした。これが成長の良い方のオリーブをざっくりと剪定して杭で補強した結果ですが、あまりにも杭が太いためオリーブ本体がほっそりと見えます。

ふたつ目の強風対策は富有柿。ここに3年目の様子がありますので、ことしではや13年。毎年甘い実をならせるためか、幹がなかなか太くならない。この木も頭でっかちなので、台風時にいつもやるようにキュウリネットをかけて、その4隅を地上に固定しました。

強風によって、柿の枝が必要以上に揺さぶられて折れるのを防げばいいわけで、あまりガッチリ固定しないのがコツだと思います。地上でネットを固定するペグはこちら。

樹木の最後がこの柚子の木。今年は、枝もたわわ状態で実がなりました。風の通路に当たるため、強風で枝が折れる恐れがあります。

こちらも、ネットで包み地上に固定。

すっかり片付いた畑の右奥に残る野菜は、茗荷とサトイモ、オクラだけ。オクラは切り詰めたし、サトイモはもともと柔軟性がありそう。

ということで茗荷だけは支柱をたてて、ビニール紐でふんわりと固定しました。葉が黄ばんできたので、収穫してもいいかと思いつつ。

ようやく花芽をつけ始めたローゼルも風には弱いので、支柱をたてて、紐でぐるりっと結びました。少しやわな対策に見えますが、仮に倒れたら起こせばいいのです。

最後は、たい肥のカバーが飛ばないよう、小石をのせて。この程度では効果がないかも知れませんが、致命的な被害にならないものはそれなりの対策で十分!


  • 梅の木のキノコ

梅の木にキノコが生えていました。生きた木にとりついて枯らしてしまう腐朽菌と呼ばれる仲間です。色、形からサルノコシカケ科のウズラタケではないかと思います。

ここまでくると、きのこ(子実体)を削り取っても効果はありません。ためしに幹をのこぎりで切断して断面をみると、きのこが生えている側の小口の色が変わっていて、そこの組織をさわると柔らかい。すでに木材のセルロースが分解されているようです。

台風の上陸は、30日(火)から31日(水)だというのですが、被害が小さいことを祈りたいと思います。

8月の野鳥、野菜、ハクサイ

早いもので前回の更新からひと月が過ぎました。この間の畑などの様子を簡単に振り返ってみたいと思います。
カワラヒワアオサギオナガ)今年は、ふだんはめったに畑で見ることのないカワラヒワを7月13日に見つけました。いつもは団地の電線にとまり、「キョロキョロ、キョロキョロ」と毎朝鳴いています。日本のカナリアと称される鳥ですが、どうしてこんなところにいるのか、不思議に感じて調べてみたらその理由がわかりました。この鳥はヒマワリの種が大好きだというのです。このヒマワリの種を食べにきていたみたいです。

このアオサギは、田植え直後から毎週のように姿を見かけました。身の安全を守るためとはいえ、人との距離をきちんと意識していてカメラをもって近付くと大きな羽を広げて、人が近付いた分だけ飛んで移動します。これが6月はじめ。

そして、こちらが7月30日。だいぶイネの丈が伸びて首から上しか見えません。週末にいつも見かけるということは、このアオサギは毎日ここでザリガニか何か、餌を食べていたのでしょう。生きるためとはいえ、アオサギも我慢強いが、写真を撮る方も相当気が長い。

こちらは近くで子育てをしているオナガの集団。「ギャーギャー」と鳴きかわしながら、1階の庭のブラックベリーや野菜を狙って集まります。この鳴き声は薄青色の優雅な姿に似つかわしくありません。

(ベランダのパクチー)梅雨の頃は、順調に育っていたパクチーですが、7月末になって葉が縮れるなどの異変が現れました。小さくて、深さ6cmほどの鉢で直根性のセリ科の植物を育てることには無理がありました。丈が10cmほどになったので、地中の根が限界まで伸びたこと、梅雨明とともに外気温が上昇し、小さな鉢ではその影響を緩和できないことなどが原因ではないかと思います。9月に入り涼しくなってから、畑に直播してみます。

一方、畑のパクチーの実は収穫しましたが、この種子は柑橘系のとても良い香りがします。ホワイトリカーにつけてみました。どんなリキュールができるか楽しみです!

もちろん、フェンネルの種子も穂の状態でホワイトリカーに漬けました。

半年前につくったものがだいぶ熟成してきました。味見すると濃厚なアロマの香りがして、いろいろの効用が感じられますが、まずは疲れ目に効きそう。

(シカクマメなどの短日植物)短日植物のはずのシカクマメの実が大きくなったので盆前に収穫。栽培2年目ですが、胡麻和え、てんぷらにすると、独特の味わいがあります。

短日植物のハヤトウリ。こちらは、丈が5m以上に伸びるが、開花の兆しはまったくみえない。9月中旬まで待つことになりそうです。よくみると、日陰になっている葉が黄色になって枯れています。体力の消耗を避けるため、日当たりが悪くて光合成をしない葉を枯らしているのかも知れません。

3種類目の短日植物は、このローゼルです。昨年までは赤い種類だけでしたが、今年は白の株が加わりました。どういうわけか、白の勢いが強い。

よく見ると、小さな花芽が育っています。赤い株も同様に花芽がついています。

写真がありませんが、酔芙蓉が一輪花を咲かせました。昼の長さが短くなるにつれて(夜の長さが長くなるにつれ)花を咲かす植物を短日植物と呼ぶわけですが、どうやらわが家の小さな畑には、以上の4種類の植物があることがわかりました。
(ハクサイの植え付け準備)さて、今年で10年目を迎えるキムチづくりに欠かせないハクサイ栽培ですが、いよいよ苗づくりの季節を迎えました。8月3日に52ミリの雨が降ったあと、しばらく干天続きで、畑はからからに乾いていましたが、盆過ぎから4日間で110ミリの降雨がありました。ふつうなら「干天の慈雨」と喜ぶところですが、北海道は台風の影響で大雨が続いていて、今夜はさらに11号が釧路付近に上陸し河川氾濫が心配されているほか、関東地方にも台風9号が上陸するという大変な天候が続いています。

ここ4,5年を振り返っても、8月は雨不足で、9月に大量の雨が降る傾向が続いています。今年もハクサイの苗はベランダでつくり9月に畑に移植するのが賢明なようです。ここにありますが、昨年は1個で6キロもの大きなハクサイができて、12月6日にはキムチづくりをしました。昨年と同じ「金将2号」の種子を買いましたが、はたして今年のハクサイはどうか。



ーきょうの一枚 ツクツクボウシ
秋近しというか、もう季節は秋です。コンパクトカメラで、こんなに接近してセミの写真を撮れるようになりました。

パクチーとフェンネルの実 椿の取り木

気温30度を超える日があるかと思うと、急に涼しくなったりして体調管理の難しい日が続いています。例年だと18から20日頃の梅雨明け宣言もまだ出ない。そうした微妙な天候にもかかわらず、畑の野菜は順調。トマトは中玉とミニの2種類を植えているが、どちらも甘くておいしい。「品種改良」の効果に感謝、大満足です。

わが家の18番(おはこ)ともいえる、自慢のニガウリ。40cmほどの大物でも肉厚で柔らかいため大好評です。「くりぼう」と呼ばれる小型のカボチャもとれ始めました。

このカボチャとジャガイモ、インゲンマメの煮物は、ホクホクっと優しくて、最高にうまい。どれも自家製だからかな?

きょうは、種子が実りかけてきたパクチーフェンネルに焦点をあててみます。どちらもハーブとして知られますが、共通点はふたつともセリ科の植物であり、種子が小さく変わった形をしていること、そして葉や種子は独特の香りと味がして、アリや昆虫に好かれること、さらに言えば、どちらもカレーのルーに入っていることでしょうか。
まずパクチーから見てみます。開花から結実までの時間差が大きいので、同時期に花と実を見ることができます。2週間もすれば下の写真のようになるはずです。

こちらは市販されている種まき用の種子。少し硬いものでゴリゴリこすると、写真の下半分のように、パックリと2つに割れます。パクチーの実にはひと粒に2個の種子が入っているんですね。

3株のパクチーがたくさんの花を咲かせたので、かなりの収穫が期待されます。

こちらはフェンネル

昨年はキアゲハの幼虫が10頭以上発生して、食い荒らされましたが、今年はいまのところ被害は皆無。完熟前の種子を収穫して乾燥させて保存しておけばいろいろと使えそうです。フェンネルシードと適度の角砂糖を加えてホワイトリカーに漬け込むと、ぜいたくな味のリキュールができます。

さてパクチー、別名コリアンダーデトックス効果やアンチエージング効果があるということから、最近注目を浴びています。一説には平安時代に渡来していたといわれていますが、「カメムシソウ」という名もあるくらいで、独特の香りがあって栽培されても食材としては、日本人には受け入れられにくい野菜だったのかも知れません。タイ料理など東南アジアの料理の普及とともに広まっているようです。わが家でも、箸をつけるのは一人だけですが、畑の株の終わりが近付いたので、第二陣をベランダで育っています。去年の苦労を乗り越えて、今年は比較的順調。

種播きは6月23日だから、ちょうどひと月前ですが、そこに1本、ここに1本と発芽し、成長する様子を観察するのが毎朝の日課?これは今月初めのパクチー

一方フェンネルウイキョウ)は、葉も茎も種も使うハーブ界の優等生という評価があって、クックパッドに900以上のレシピがあるところを見ると、食材として浸透し栽培が広がっているようです。わが家でも、少しずつレシピの種類が増えています。ふたつの野菜の共通点はまだありました。どちらも地中海原産でしたね。
家庭菜園ならではの「少量多品種栽培」、「育てて味わう」を楽しむ日々ですが、平日の忙しさが玉に傷。


  • きょうの一枚 ひまわりの花

お隣の畑に咲くひまわり。梅雨明けを首を長くして待っているのかも。

昨年も挿し木に挑戦したが、なかなか成功しないので、少し遅れ気味かも知れないと心配しつつ18日に取り木を実施。結果が出るまで2か月から3か月かかるとのこと。

トマトは成熟しても形が崩れにくい

6月は、雨量がやや少なめとはいえ、降雨日数は平年並み。それに平均気温、日照時間もほぼ例年並み。しかし、畑ではアスパラ2株に新芽が出はじめました。いつもだと4〜5月半ばと8月末〜9月半ばの2回ですから、ひと月以上も早い。これはどういうことでしょうか。
写真は10年以上経過したアスパラの古株。今年も4月にはたくさん芽を出して食卓をにぎわせてくれました。今回2か月も早く出てきた芽は細いし、季節も違うので、このまま伸ばすことにしました。

すでに開いたものもあります。

こちらは、数年しかたたない新株ですが、写真のように新芽が伸びています。これもこのまま伸ばすことにしました。この写真はα6000という某大手メーカーのデジカメで撮影しましたが、ボケが出やすい!!!

アスパラのこうした発生時期の変化は初めてのことですね。web上で探してみても、同様の事例は見つからないので、わが家の畑だけのことかも知れませんが、なんだか変な感じです。
さて、またまたトマトの話題です。まずこの写真をみてください。桃、トマト、キュウイ、柚子の青い果実ですが、どれも固くてかじることさえ難しい。無理してかじっても苦味やえぐみを感じるだけ。果物は、動物に食べてもらうことで自分の生息地を広げようとしています。果実に含まれるタネを糞として排泄してもらうことによって、自力では動けない植物が生息の場を広げるのです。だからタネが成熟しないうちに食べられないように、固い外皮で保護しているわけです。

ところが成熟すると、写真のように見るからに美味しそうな色合いになります。写真の桃は、サンタローザという品種。薄い外皮に刃物でちょっとした切れ目を入れ、そこから皮をむいてゆくと綺麗にはがれます。桃はとても傷つきやすいので、樹上で完熟する一歩手前のところで収穫して追熟させてから食べるのがコツだということがわかってきました。果物の追熟となると、エチレンが植物ホルモンとして作用しているということですが、そのことは別の機会にしたいと思います。

問題は写真の下半分にあるトマトです。トマトは赤く熟すると、そのまま丸かじりできますが、桃に比べれば傷つきにくい。赤く熟して柔らかくなっても、果実がしっかりしているので簡単にはつぶれません。そこには、ちょっとした仕掛けがあるようです。
調べてみると、トマトの細胞壁には「ペクチン」という成分が半分以上を占め、そのほかに「ヘミセルロース」、「セルロース」が含まれています。木材の細胞壁の主成分であるセルロースとヘミセルロースが、トマトに含まれているというのは驚きです。これまではトマトが成熟する過程では、細胞を結びつけているペクチンが分解して細胞壁に変化が生じ柔らかくなると考えられてきたようですが、これには不明な点が多いようです。
図はトマトの模式図です。トマトの果実は一番外側の「外果皮」、果肉に当たる「中果皮」および「内果皮」、その中のゼリー状組織にわけられます。

成熟にともない、実が柔らかくなる一方で、形をしっかり維持する工夫は、トマトのどこにあるのか。さいきん明らかになってきたことを簡単に書くと次のようなことです。専門的には、ヘミセルロース細胞壁を構成しているセルロース微繊維を結びつけるはたらきをしていることから「架橋性多糖」と呼ばれます。
セルロース微繊維を結びつけるはたらきをしているヘミセルロースは、中果皮では成熟に合わせて変化して果実を軟化させる一方で、形を維持するために必要なはたらき、つまりある組織の結びつきを軟らかくしながら、一方で結びつきを固める働きもしているというのです。架橋性多糖を合成する酵素の増減の研究から、そのようなことが言えるということです。さらに丈夫な「クチクラ層」を持つ外果皮や、液化した果実内部との境にあたる内果皮では、成熟に伴いヘミセルロースが増加して果実の強度維持が行われているということでした。実際に作用しているヘミセルロースには、キシログルカンとか、いくつかの種類があるのですが、そのことは省きます。
と、ここまではいいのですが、トマトは果実が熟れたあとも、美しい形を維持しようとするのは、なぜなのか。動物からみれば、形が多少こわれていようが、軟らかくてうまければいいはずです。そう考えてみると、生き物の世界は奥が深くてわからないことが多いですね!!!


  • きょうの一枚  ジャンボなブルーベリー

お隣のSさんのブルーべりーです。こんなに大きくて甘い。ご馳走さまでした。

ひび割れしないトマト

畑のトマトが色づき始めたのが今月半ば。その頃から昨日までの1ミリ以上の降雨日数は8日ですから、今年の梅雨は真面目です。
昔のトマトは、色づいた実に雨が当たると、たいていの粒がひび割れました。トマトは雨が苦手。そんな思い込みがあって、写真でみるように、トマトの株の上にビニールの屋根をつくり、できるだけ雨がトマトの実に当たらないようにしたものです(写真は2010年)。しかし、この屋根は強風に弱いので、風が吹くと壊れてしまいます。これには手を焼きました。

その後、ビニールの屋根をやめて写真のようにマルチシートで、畝を覆うようにしたのです。雨が降っても、土に浸み込む水の量をセーブしようという作戦です。これを数年続けました(写真は2012年。)

トマトのひび割れは、家庭菜園の悩みの種のようです。

昨年7月4日の写真をみても、畝にマルチシートを敷いてありました。

今年は、すっかり雨対策のことを忘れてしまい…、屋根はもちろんないし、マルチシートもない。

しかも冒頭書いたように、雨模様の日は多いのに今年のトマトはひび割れしない。これはどういうことなのでしょうか。

品種改良のおかげ?つまり、いつの間にか、雨に当たってもひび割れしないトマトが普及してしまった…。以前にも同じようなぼやきを書いたような気がしますが、それからさらに年数が経過して、ひび割れしない度合、トマトの完成度がさらに増したということかもしれません。



  • きょうの一枚 バッタの群れ

きょうは、珍しい光景に出会いました。体調1〜2cmほどのバッタが20頭以上はいたでしょうか、スイスチャードの葉の上に群れていました。この辺りに産卵してあった卵が孵化したのかもしれません。

ハヤトウリの花芽

植物には、夜の長さが一定時間より短くなる(別の表現をすれば、日が長くなる)と花を咲かせる「長日植物」、夜の長さが長くなる(同様に、日が短くなる)と花を咲かせる「短日植物」、夜(昼)の長さとは関係なく花を咲かせる植物(中性植物と呼ぶらしいですが)の3種類があるとされています。
あらためて畑の野菜を見ると、そのほとんどが長日植物です。ウリ科やマメ科、ナス科のように、実の収穫を目的とする野菜の場合は問題ありません。しかしアブラナ科チンゲンサイやカブなどの根菜や菜っ葉は、柔らかい葉や茎を楽しむために植えても、たちまちトウ立ちしてしまいます。こうした野菜を連休明けに植えるのはあまり賢くありません。むしろ夏が過ぎて植えた方が長く楽しめるというわけです。
たとえばルッコラは、たちまちトウがたって花が満開になった。せっかく越年したのに、これでは意味がない。

シュンギクも、ほんの少し収穫しただけで開花が始まった。花を愛でるために植えたわけではないのに。

全開状態のフェンネル。短時間で茎も葉も固くなってしまったが、こちらはフェンネルシードの結実を期待しているので大丈夫。

ついでにパッションフルーツの近況。結実を目的にしているのでまったく問題なし。むしろ一週間でこんなに育ったのを喜んでいます。

意外なところではミツバ。この植物の結実はあまり見たことがない。

こうした中で、短日植物の代表が、陽射しを浴びて逞しく育つハヤトウリです。ウリ科の野菜はほとんどが長日植物なのに、ハヤトウリだけが短日植物だというのはどういうことか。これは謎です。

そうした疑問をよそに花芽が育っています。来週21日の夏至までは、夜の長さが短くなり、それを過ぎると夜が長くなりますが、日が短くなり始めてから開花するのか。

いま思えばシカクマメも短日植物だった。昨年初めて栽培したが7月はじめには花が咲き始めたのに、しばらくは実がならなかった。南国産の野菜だから、ここらでは実がならないのかと感じたことさえあります。

ところが9月頃から大豊作でした。なんのことはない。短日植物だったというわけです。

ところでこのパクチーはどちらなのか。越年して4月には花を咲かせたが、実がならないうちに株が枯れてしまった。長日植物なら、パクチーシードを実らせてもよかったはずだが…。



ーイラガの幼虫
イラガの季節がやってきました。孵化した幼虫は柿などの葉の裏の葉肉を食べながら集団生活を送るので、葉が白く透けてみえます。イラガに限らず蛾の幼虫は孵化後、しばらくは集団生活をするので、白くなった葉をみつけたら要注意です。

柚子の実

今年の夏野菜は順調そのものです。陽射しと気温上昇、そして適度の雨のおかげだと思います。ただナスは調子が悪い。

大きなズッキーニが何本もとれている。シシトウ、ピーマン、トマトもとれ始めた。特に4本植えたキュウリが好調で、早くも家ではピクルスや「キュウちゃん」づくりに追われている。

秋に植えたニンニク、タマネギ、ジャガイモの収穫も終わり。ニンニクは不調で、ジャガイモは小粒でした。ニンニク、ジャガイモの不調は今年の傾向かな。

ところで、ひと月前の柚子は、これまでにない開花ぶりでした。

それが現在の柚子の木の下はこんな様子。

いわゆる「生理落果」です。こんな風に優劣の差がついている。

なかには、まだ優劣がついていないものがある。一体どういう仕組みで落下する実を選ぶのかと考えてしまいます。

落下は柚子だけではありません。開花が少なかった渋柿の実も落果が続いている。最後に何個残るのかと思うほど。

いま満開の常緑ヤマボウシ。この木も毎年、落果が多いが今年はどうなるんでしょう。

いま一度、今年の夏野菜の様子を。3本植えたカボチャの花が咲いて、ミツバチが飛んでいた。

もちろん、カボチャの実もなっています。

こちらはハヤトウリ。新芽がどんどん伸びている。

すくすく伸びる巻きヒゲ。これを四方に伸ばして新芽を固定する。生命力の強さを感じさせる。

ウリ科野菜の好調さが目立つが、マメ科のエダマメ、インゲンも元気だし、初めて植えた生姜、サトイモはこれからでしょう。パクチーを忘れてはいけない。



パッションフルーツ開花第1号
3年目の株が、花を咲かせた。

とても成長が早い。