カマキリの産卵

畑のカマキリは菊にいるチョウセンカマキリ1匹だけになってしまいました。
きのうの様子は下の写真。「あたし、綺麗かしら?」。カマキリが自分の影に見とれているみたいで、何となくユーモラスです。そういえば最近、電車の車内などでこんな風に自分の顔を鏡に映してみている姿が増えたな、とまったく関係のない場面を思い出してしまいました。菊の露は長生きのもと?かも知れませんが、菊の花も萎れてきたので、そろそろ…です。

残りはどうなったのか。樹木の植え込みの周辺を注意深く探したら2匹の死骸が見つかりました。畑の樹木にはたくさんの卵(卵鞘)が残されていますので、それぞれ子孫を残すという役割を果たして死んでしまったに違いありません。ここにありますが、本当にご苦労さま…でした。
そうしたカマキリの産卵の結果を残しておこうと、産卵場所(樹木の種類)、カマキリの種類毎の個数を「お絵かきソフト」を使って記録してみました。これが思うように行かず、なかなか画才を発揮することができません。それに中央の空白部に凡例をつけたのですが表示されない。これなら紙に書いて写真にとった方がいいかも知れません。

内側にある横長の「コの字」に並ぶ色とりどりのマークは樹木。樹木の種類を色分けしてありますが、これは自分のため。そして、その周辺の4色の点で表示されているのがカマキリの卵。結論的には、卵の数は全部で21個(ベランダにおいてあるオオカマキリの卵2個を加えて23個)、種類別には圧倒的にオオカマキリのもの(茶)が多くて11個(13個)、チョウセンカマキリ(赤)5個、ハラビロカマキリ(橙)3個。コカマキリ(青緑)2個。
昨年は3種類で合計10個だったので、今年はかなり数が多い。樹木が成長して蛾やその他の昆虫の幼虫などが増えたので、捕食者であるカマキリも増えたということかも知れません。また、樹木の種類別では、セイヨウカナメモチに9個、イヌマキに7個。昨年はイヌマキに6個でセイヨウカナメモチはゼロ。セイヨウカナメモチが著しく成長したので、昆虫もたくさん来ていたということでしょうか。
細かいことですが、カマキリの種類によって産卵場所の条件が異なることがわかりました。たとえばオオカマキリは菊の茎やハーブの葉など不安定な場所であっても産卵する。写真はハーブの株の中に産みつけられたオオカマキリの卵です。

これに対してハラビロカマキリやチョウセンカマキリは太い幹にしか産卵しない、といった具合です。写真はムクゲに産みつけられたハラビロカマキリの卵です。


  • きょうの一枚  ハクサイ

太陽の光を浴びて元気に育っています。

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