キアゲハ幼虫の食餌量

チョウの幼虫は、餌のある場所から他の場所に移動して蛹になります。蛹になる直前は動けなくなり、しかも蛹には足がない。鳥などにねらわれると逃げられない。だから安全のため、蛹になる場所を選ぶんだろうと思います。
問題は幼虫の移動距離。かなり遠くまで移動るすので、自然状態で暮らしているアゲハの蛹を見つけるチャンスはかなり少なくなります。
ただし、昨年室内でナミアゲハの幼虫を飼育した時は、ユズの枝で蛹になりました。屋外だと餌木を離れ室内だと餌木の枝で蛹になる、そのわけはわかりませんがいずれこれは例外だと考えます。
ベランダの幼虫も開放状態で飼育した場合、遠くに移動してしまい羽化を観察できないかも知れません。そこでニンジンの鉢植え全体を魚の飼育水槽にいれて前面にネットをかけてみました。これで幼虫は蛹になる場所を探し求めて移動しようとしても飼育槽から外に出ることはできません。写真はネットをはずした状態です。
問題は餌の量。すごい勢いでニンジンの葉が食べられていて、はたして4頭の幼虫がすべて蛹になるまでもつかどうかが心配になりました。場合によっては途中でニンジンの植え替えが必要になるかも知れません。幼虫の脱出防止は簡単でしたが、餌の補給が一番の大仕事になりそうです。


  • きょうの一枚

さまざまの話題と数々の世界新記録を残した北京オリンピックもきのうで17日間の大会を閉幕。次は4年後にロンドンで開催予定。

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