蛹になる準備

きのう帰宅してみるとキアゲハの幼虫たちに変化が出ていました。管理人が餌のことを心配していたのが伝わったのかも知れません。ジロとサブの2頭が蛹になる1歩手前の状態になっていたのです。こうなれば、もう餌の心配はいらない。
幼虫は飼育箱に入れているので外にでることができません。ニンジンの太めの葉軸にお祈りするような格好でかじりついています。実際は細い糸で自分の体を固定しているはずです。
この状態は前蛹といって、簡単にいうと成虫の蝶に必要な羽や足、触覚などの器官をつくる時期です。じっとして動きませんが、この体内でそうした変化が起きていることを想像すると何だか神秘的!面白いことに、この時期には必ずと言っていいほど黒いどろっとしたウンチ状のものを出します。これは幼虫から成虫の体になるときに残る不必要なものを体外に排出するのだそうです。


ナミアゲハを飼育した経験では、この状態から数時間で幼虫の衣(ころも)が抜け落ちて蛹が現れるのですが、けさになっても同じ状態です。Webで調べるとキアゲハは前蛹状態で2日を過ごす、などと書かれたものもありました。わが家の幼虫の場合、どのくらいの時間がかかるのか。この状態になったのが1頭は午後5時頃、もう1頭は夜8時頃ですから、きょうか明日には蛹になるのでしょう。

ところで、一番生長の早かったイチの姿がどこにも見えません。ニンジンの容器の裏側にでも隠れているのか、ちょっと姿が見えませんが、外にでることはできないはずです。ということで3頭はすでに前蛹状態になったので、仲間から取り残された格好のシロは何だか寂しそう。右上に兄貴分のジロ?の姿が見えます。
蛹になって1,2週間で成虫が誕生するようですから、まだこの先は長い。応援をお願いします。


  • きょうの一枚  きょうの収穫

雨続きで久しぶりの畑ですが、アスパラ11本、ニガウリ6個にシシトウ、ナス、オクラなどがとれました。アスパラを1日に11本とるのは新記録。


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