果樹の近況

家庭菜園の果樹…。フユウガキに始まり、プラム、梅、ユズ、そして最近仲間入りしたばかりのスィートスプリング(八朔と上田温州の交配種)、渋柿、さらにビックリグミ常緑ヤマボウシイヌマキなど、実のなる木を含めて近況を整理してみたいと思います。
まず頑張っているもの。つまり自称“Scientific farmer”のお眼鏡にかなう、お利口さんの代表はこのフユウガキです。だいぶ摘果したのですが、たわわに実をつけて、“実るほどに頭を垂れて”います。隣から伸びてきたたゴーヤの重みにも耐えているのです。今年は、豊作。

摘果した実から甘い香りがするのか、タテハチョウが飛んできます。

次にプラム。サンタローザソルダムと2種類あって、今年はたくさんの実をつけ、楽しませてくれました。写真は7月のサンタローザの様子。こういうのを「樹上完熟」と呼ぶのでしょうか。

こちらはソルダムサンタローザより、10日ほど遅れて赤くなりました。おかげで、今年はプラムを堪能できました。

春に植えたばかりで実をつけたスィートスプリング。花が数個咲いたかと思ったら、2個だけはしっかり成長しています。なんでも数十年前に、八朔と上田温州を交配してできた品種らしいです。熟しても皮が青く見かけが悪いうえに皮が固くて剥きにくいので商品化されずにいたそうですが、ごく最近、脚光を浴びるようになった品種らしい。田舎の親戚に送って頂いて食べたら、香り豊かで甘いことから、さっそく苗をネットで取り寄せ植えてみました。

2週間ほど前に、アゲハが産卵していて、こんなところで孵化した幼虫は餌に困るのではないかと心配していたら、まだ孵化しないどころか、なんと右側に2個目が!よほどアゲハも慌てているんでしょう。意外と秋が早いのかな!

こちらは常緑ヤマボウシの春の様子。たくさんの花が咲いて(実際は苞が白くなって花びらのように見えるだけで、本当の花は、イチゴと同じで粒々の集合花になっています)、結実を期待させながら!

いまはこんな状態です。あのたくさんの実はどこに行ったのか。

これがその真相です。いわゆる生理落果と呼ばれる現象。この畑のシンボルツリーとして、樹高4m余りに成長したのですが、どうしてこうなるのか。誰か専門家の方に伺ってみたいものです。

たくさんの花が咲いたのに、実がならない二番目の果樹はこれ。「ウメ切らぬ馬鹿」という言葉があります。そういえば、これまでこの木の枝を切るなんてしなかったのです。深く反省して、6月にバッサリ剪定してみました。少し切りすぎたかなと心配しましたが、ようやく芽吹いてきました。理想の樹形は、竹の箒を逆さにした形。うまく行けばいいですが。

次はこのユズ。2年続けて花は咲かないし、実もならない。図体だけが伸びて…。

徒長枝は、どんどん伸びています。放置しておくとどこまで伸びるのか。一昨年は、小さな体でたくさんの実をつけたのに、その栄養分が樹体の成長に回っているのかも知れません。

ということで、元気に育つが、実をつけない樹木が多すぎるわが家の畑です。今回はここらで、次回につなぎます。


ホオズキが赤くなってきました。これを見ると、そろそろ涼風を期待したくなります。