冬野菜が甘くなるわけ
だいぶ気温が下がってきました。朝早い時間だと、畑ではいつもとは違う野菜の姿を見ることができます。
原因は霜!まずハクサイですが、葉の縁にシャーベットがついて白くなっていた。少し溶け始めているように見えます。
こちらのキャベツは霜に打たれて、すっかりうなだれていた。
拡大すると、見事な結晶がついていました。
ソラマメもぐったり…。
しかし、昼前になると霜はすっかりとけて水玉になります。キャベツの葉は全く平気なようです。人間だと霜焼けしそうなものですが。
ソラマメも、しゃんと立ち上がっていました。
霜にうたれるとすっかりうなだれてしまい、気温が上昇すると霜が溶けて何事もなかったかのような表情を見せる野菜たちです。この季節は毎朝、こうしたことが繰り返されているわけです。
植物の細胞中の水分が凍って氷の結晶になると、氷が刃物の働きをして細胞の壁を壊すのではないかと想像されますが、植物は体液を濃くして凍結を防ぐもののようです。
これが冬野菜が甘くなるわけだというのですが…。
- きょうの一枚 アブラムシの卵
グミの木には、1ミリ以下の黄色い卵が点々と産み付けられています。どういうわけか、ひと月もたつと黒色に変化しますが、黒い方が凍結対策につながるということか?
注意して見て頂くと黒い卵が見つかります。クリックで拡大
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