春の七草
7日といえば七草粥。これに使う七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7種。
この季節に七草粥を食べるというのは正月、食べ過ぎて胃が疲れたころ、消化にいいお粥に野菜を炊き込んでビタミンや食物繊維などの補給をしようという、きわめて理にかなった食習慣であるような気がします。
写真は、ルッコラの花。ここにありますが、ベランダで栽培していたら、どういうわけか、1本だけトウがたって花が咲いたというわけ。物珍しさも手伝って、はじめて植えてみたけど栽培がとても簡単。しかも生でも火を加えても独特の味わいが美味しくて、ビタミンCや鉄分なども豊富だそうです。
それに花が咲くと実がなって、これを撒けば簡単に芽が出るそうだから、いいことづくめの野菜です。畑のルッコラは、いま食べ頃。まだ花の気配はありませんが、いずれ3月頃には咲くのだろうと期待しています。
ルッコラを七草粥にいれると、どういう味になるか。春の七草は、外来種を含んでいたにしても奈良時代には国内で栽培されていたものばかり。これに対してルッコラはかなりの新参モノ。うまく調和するかどうか。どなたか、お試し下さい。
- きょうの一枚 草木塔
初詣に出かけた帝釈天でみつけた草木塔。建てたのは、「○○造園組合」とありました。草や木を商売にしている方々が、その供養のために奉納したもののようです。ちなみに草木塔は、古くから各地に建てられてきた歴史があるのだそうで、山形県の米沢あたりに集中しているとの説もあります。草にも木にも魂が宿っており、その恩恵によって人の暮らしが成り立っている。そうした感謝の気持ちを表すって素晴らしいことだと感じました。
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